2020年03月27日 12:44

レントゲン、CTスキャン、MRIで映る違いを知ってる?…頭部の比較

 

脳のイメージ画像00
X線(レントゲン)、CTスキャン、MRIなど、人体の内部を観測する医療機器はいくつもありますが、それぞれどんなものが映し出されるのか、違いをよく知る人は少ないかと思います。

人間の頭部を「X線」「MRA」「MRI」「PET」「CT」の5種類で撮影した時の違いをご覧ください。

Brain imaging types

脳のイメージ画像01
X線(レントゲン)
MRA(磁気共鳴血管画像)
MRI(核磁気共鳴画像法)
PET(ポジトロン断層法)
CT(コンピュータ断層撮影)

どれも脳の内部を見ているには違いないのですが、血管だったり神経細胞だったりと、断面イメージの差がよくわかります。

調べたい病気の種類や脳の部位によって、使い分けがされているのですね。

海外掲示板のコメントをご紹介します。

●いつもPETだけが色付きで、他はそうでないのが不思議。誰か説明して。

↑本質的にPETは温度が高いか低いかの点(色)を放射性トレーサーで見分け、代謝を測る。他は密度や小さな粒子の磁気スピンによる測定。

↑「てんかん」のためにPETスキャンをしたところ。
発作は脳の右側の海馬から始まっていた。検査によってもう少し詳しいことがわかった。PETスキャンはとても興味深かったよ。病院が導入したトレーサーは目の後ろから暖かいセンセーションがあり、まるで放尿しているかのような気分だった。
スキャンそのものは組織の機能を映すけど、いろんな検査の中で一番有効だった。理由は海馬は黒いスポットになっていて、代謝が低いことを示していたから。

●参考までにいうと、CTもX線の一種。

↑その通り。実際はステロイドのX線。患者の周りをローテーションしながら多くのX線で撮っている。イメージはコンピューターにより再構成したもの。

●研究の一環としてMRIを受けた。自分の頭部は脂肪が多いことを知った。おそらく頭に鈍い外傷があることも。

●鼻腔を検査するためCTをしたことを覚えているよ(ハウスダストやダニアレルギー持ち)。CTスキャンの機械は病院のとても気味の悪い地下の突き当たりにあった。スキャンそのものはよかった。だがその地下の気味の悪いことと言ったら。

●PET/CTとすべきだ。


専門家や検査を受けた人でなければなじみが薄いものですが、自分の脳内をこんな風に見られるというのは興味深いことですね。

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