15年前に現実的ではないと出版してもらえなかった小説「ロックダウン」、現実的だったので出版へ
スコットランドの作家ピーター・メイ氏による、パンデミックを題材にした小説「ロックダウン」(都市封鎖)が出版されました。
実は執筆されたのは15年前の2005年。ところが出版社により「あまりにも現実からかけ離れていて、合理的ではないストーリー」だと一蹴され、お蔵入りとなっていたものでした。
小説「ロックダウン」は、ロンドンで感染症が発生し、政府が都市封鎖を実施するまでの過程を描いた2005年の作品。
ところが非現実的な内容を理由に出版社から刊行を拒まれ、ピーター・メイ氏も執筆したことを忘れていました。
ところが彼のファンがツイッターで「ぜひ新型コロナウイルスの流行を背景にした作品を書いて欲しい」と発言し、かつて似た題材の小説を執筆していたことを思い出しました。
改めて現在の担当編集者に作品を見せたところ、素晴らしい内容だとすぐに出版を促されたそうです。
すでにイギリスでは電子版が販売されており、4月末には書籍版が刊行予定とのことです。
(参照)
・SARS(重症急性呼吸器症候群)2002年〜2003年
・鳥インフルエンザ 2003年〜2004年に流行