2020年05月09日 14:02

「お医者さんに質問、『お客様の中にお医者様はいらっしゃいませんか?』という場面に遭遇したことはある? どうなった?」回答いろいろ

 

お客様の中にお医者様はいらっしゃいませんか
「お客様の中にお医者様はいらっしゃいませんか?」
ドラマなどで定番のセリフですが、実際にこうしたケースは起きています。

この質問に対する、海外掲示板のコメントをご紹介します。

Doctors who have been in an “is anybody here a doctor?” situation, what happened?

●妻と飛行機の離陸を待っていたとき、医者を求める機内放送があった。妻が立ち上がると通路で男性が横たわっていてすでに亡くなっていた。
彼女は何も出来ず、書類にサインをする必要があった。男性は飛行機から降ろされ、放送は「男性は安定した状態です」と説明していた。専門的な定義を考えると、ある意味で真実ではある。

↑飛行機で隣の席の男性が亡くなった。彼が安定した状態に見えるよう酸素マスクが付けられていた。とても大きな男性で、着陸したらどうするかの相談をしていた。大勢の人が通路にいると大変彼を降ろしづらいと考え、いったん飛行機を空っぽにした。

●医者ではないが、ワシントンD.C.からシカゴへ行く飛行機の中で、気分が悪くなり着陸時に気を失った。意識が戻ると男性が自分を診ていて、もう1人が「あなたはお医者様ですか?」と叫んでいた。僕を診ていた男性は「私は米国公衆衛生局長官です」と言った。ヴィヴェック・マーシーだった。2015年頃のことで、彼は最も優しくて謙虚な人だった。(Vivek Murthy - Wikipedia

●医者の母親が飛行機に乗っているときに病人が出て、2度経験したそうだ。
1度目は飛行中で男性が糖尿病の低血糖症になった。飛行機が着陸するまでずっと彼をモニタリングしていた。
2度目は滑走路にいるときで男性が発作を起こした。フライトは遅延して男性は降ろされた。
1度目のあと航空会社からお礼のカードが届き、そこにはお好きな目的地へこのクーポンをお使いくださいと書かれていたが、クーポンは同封されていなかった。母親はわざわざクーポンを入れ忘れてますよと手紙を書くのも失礼だと思ったらしい。

●友人に2度あった。両方ともレストランで心臓関連。AED(除細動器)を使って1人の命を救うことはできたが、もう1人は残念ながら亡くなってしまった。
AED(除細動器)は心臓が完全に停止してしまった場合は機能しない。そしてCPR(心肺停止の蘇生救急)はとても長い。どちらにしてもダメだった。

●妻は医者なんだが飛行機で気を失い、他に医者はいないかと探さなければいけなかった。

●父親(医師)はイタリア北部に住んでいたが、仕事で南部に行くことになった。給料の大半が週末に帰宅するための飛行機代に消えた。
南へ飛ぶ飛行機(約1時間くらい)では、カートでキャンディだけを配っていた。案の定、老婦人がのどに詰まらせて呼吸困難になった。父親が呼ばれ、かなり強く背中を叩き、なんとかキャンディを老婦人から出した。
それから1週間経ち、また戻りの飛行機の中でキャンディが配られ始めた。すると父親の前に座っていた女の子がその隣の友人にキャンディをもらうことを止められた。
彼女が言ったことは「やめときなさい。おばあちゃんが先週キャンディでのどを詰まらせたらしいのだけど、それを出すのにお医者さんがとてもとても強く背中を叩いたらしいわよ」

●医学部4年生のときに教授と医学の学会へ向かうため飛行機に乗った。
50歳前後の男性の意識がなくなり、乗務員より早くその場にいたので状況を叫んでいた。緊急着陸するまでの間、CPRを25分間しなければならず、男性が軍の空港の病院に安全に着けるように一緒に降りた。
病院へ行って戻るまで40分の間、飛行機は待ってくれた。帰りはビジネスクラスにアップグレードしてくれた。さらにホテルにはプライベート運転手つきのお迎えもあった。

●医師ではなく看護師だけど、つい昨日、宿泊しているホテルの廊下で「誰か助けて! CPRの出来る人はいませんか?」と女性の叫び声が聞こえた。
ドアから飛び出して、女性たちのいるところへ行って看護師であることを伝えた。フロントロビーに連れて行かれると、そこには薬物過剰摂取らしき女性が呼吸をしておらず、脈拍は最初のうちはあった。だけどどんどん弱くなってきて完全に止まった。4回のCPRを試みて、脈拍が戻ってきたそのときに救急がやってきた。
老人ホームで仕事をしているけど、そこではほとんどの人が蘇生措置拒否をしているため、今までCPRをしたことはなかった。私の初めてが仕事ではなく、ホテルでというのはクレイジーだと思う。


医者の立場からするとプライベートものんびりしていられないでしょうが、急病者が出たときに居合わせてくれると、これほど心強い存在もありませんね。

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