2020年05月27日 13:00

「新型コロナから回復後に集中治療室で1日12時間働いている父親を誇りに思う…」休憩しているときの姿

 

ICU・集中治療室
多くの国の医療施設が戦場のようになっており、医師や看護師は危険と隣り合わせです。

新型コロナウィルスに感染し、回復後にすぐに現場に戻らなくてはいけなくなった医師の父親の姿を、海外掲示板に投稿している人がいました。

My Dad is the strongest human I know. Back to 12hr days in ICU a week after his recovery from COVID.

ICU・集中治療室01
座り込んでいるのは集中治療室(ICU)の医師であり、投稿者のお父さん。

まだ感染から回復して間もなく、人手不足のためにすぐに現場復帰しなくてはならなかったとのこと。

勤務時間も長く、疲弊しきっている様子が手に取るように伝わってきます。強い父親を誇りに思って投稿したとのことです。

海外掲示板のコメントをご紹介します。

●ナースの私も今、この写真と同じように感じている。人々は医療スタッフに感謝してくれて、ヒーローと呼んでくれたりするが、真実は恐怖で精神的にも肉体的にも疲弊している。何もヒーロー的なところはなく、最善の努力をしても患者が亡くなっていくのを目の当たりにして無力感に潰されそう。
あなたのお父さんはとても強い人だと伝えてあげて。間違いなく彼は自分ではそう思っていないだろうから。私たちはこの奇妙なときに、少し余分の激励が必要だから。

●対抗する気はないけど、うちの父親のほうがもっと強い。なぜなら彼はマイクロソフトに勤めていて、みんなのXBOXのアカウントを停止させられるからだ。

(投稿者)笑。父親のXBOX360はとうとう壊れたよ。そんなに頻繁にプレイするわけではないが、Haloを時々やっていた。君のお父さんと連携できるかも。

↑うちの父親は片手でスピードを出している車を止めることが出来る。交差点のガードマン。

●自分も医者だが、まずあなたのお父さんはすばらしい人だよ。きっとPPEの不足により危険にさらされているのに、またフライパンに戻ったのだろう。
それ以外にも……。
政府からはなんの補助、ビジネスローンも受けてはいない。給料が良すぎると言う理由だ。それからローンは借り直しをしたので、国からの借金はないことになっている。多分あなたの父親も似たような状況だと思う。ストレスは増え、防護服は不足、かつ患者たちの面倒を見る何の補償もない。
大勢の医師(ICUと緊急は別)はほとんど給与もカットされている。今週は12.5%カットに署名しなくてはいけなかった。病院の経営陣はボーナスを得ているのにね。
余分に支払えと希望しているわけではなく、少なくとも税金の控除があってもいいのではないかと思う。余分に払わなくていいが、あったもの数か月分をカットしなくてもいいと思う。

↑救急医だが、カットされたよ。だが無料のピザでそれをカバーしているようだ。

↑自分も病院の医師。15%のカットを言い渡されたところ。
うちのCEOは150万ドルを得て、去年には80万ドルのボーナスを得たと言うのにだ。だから気持ちはすごくわかるよ。給与カットはどれくらい続くと言われている? 私たちが聞いたのは12〜18か月だよ。

↑集中治療医だよ。自分はカットはされていないが、すでに何千ドルもの金額を防護服、マスク、シールドなどに使っている。さらに出来るだけナースたちにも配ったりしているよ。だが病院管理側は自分のを配布してはいけないと言っている(N95マスクやなどを再利用しなくてはいけなくなっているのにだ)。
ナースたちは僕が渡したものを使うのを恐れているが、自分は完全に無視している。ICUの医師をクビにする余裕はないのだろう。きっとこの状況が収まれば最初にクビになると思われる。経営陣はもう病院にも来ないよ。それから誰も給与カットには応じない。

●今ニューヨークの集中治療室で死にそうになっている母の代わりにお礼を言う。ありがとう。

(投稿者)早く良くなりますように。

●この仕事をしている人たちに敬意を表すよ。もしお父さんを笑わせたかったら、彼はニンジャタートルみたいだと言ってくれ。

(投稿者)ニンジャタートルは好きだよ、伝えておくよ。

●君のお父さんは伝説のヒーローだよ。


医療現場が心身ともにギリギリであることが伝わってきます。早くこの事態が収束することを願うばかりです。

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