「アメリカとヨーロッパでは、警察官になる条件がこれだけ違う…」海外の反応
現在アメリカでは、黒人暴行死事件をきっかけに警察と市民の対立が先鋭化しており、警察官の軽はずみな行動に批判の声が上がっています。
海外掲示板では、「ヨーロッパとアメリカでは、警察官になるための訓練期間に大きな差がある」と、話題を集めていました。
Period of police training in western countries
ノルウェー:3年の訓練。2002〜2016年で、警官による死者は4名
フィンランド:3年の訓練。2000〜2018年で、警官による死者は7名
ドイツ:2年の訓練:1990年以降で、警官による死者は267名
アメリカ合衆国:高卒以上で約21週間(5か月弱)の訓練。2019年の警官による死者は1004名
警察官になった後の研修や実習などの違いもあると思われるので単純な比較はできませんが、アメリカの訓練期間の短さや死者数の多さは群を抜いています。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●ドイツの2年という訓練期間は最短の地域で、ほとんどの地域は3年だよ。そしてその後は、通常の業務につくまでに何年も各部署や部隊で研修がある。
●同じ期間と同じ単位を使うともっとわかりやすいと思った。
例えば、x年/週の訓練が必須という風に。警官の死者は2000年以降何人(だが国民当たり)という風に。
↑ノルウェー:536万8千人。(15年間で4人なので)年間0.27人
=100万人あたり0.05人
フィンランド:551万8千人。(19年間で7人なので)年間0.37人
=100万人あたり0.07人
ドイツ:8300万2千人。(30年で267人なので)年間8.9人
=100万人あたり0.1人
アメリカ:3億2820万人。(2019年だけで)年間1004人
100万人あたり3.05人
●警察官による死者の差は、訓練が大きく影響している。だがそれは要因の1つであって、別の要因はアメリカが銃社会だからだ。
●インドで警官になるためには足が2本あればよい。
↑それから賄賂。お金があれば2本の足もいらない。
↑メキシコは何もいらない。制服を買いに行くだけだ。それでもう警官だ。
●地元のアメリカの州では、2年の短大卒以上が必須だよ。
↑市や町や部署にもよるんだよ。ランダムに申し込めばわかるが、国が定めた標準がない。犯罪科学の修士が必要なところもあれば、高校の卒業証書でOKなところもある。
●ブラジル:学位は必要かもしれない。1〜3年の訓練。警官による死者は2019年以降で5000人以上。
●ブラジルからポルトガル語で泣いている。
●うちの州は4大卒の資格が必要だよ。全部の州でそうなんだと思っていた。
●そんな明らかな先進国とアメリカを比べるなんて公平じゃない。アメリカはまだそこに加わるには道のりが長いんだ。
↑それは皮肉? 自分の頭では判別つかない。
↑面白トリビア:スイスは定義によっては途上国。
●アイスランドも忘れないで。1944年独立以来、アイスランド警察による死者は1人。
●銃が合法であることが問題の根源であることは確か。訓練でそれをストップできるかどうかはわからない。もしイギリスで銃を合法化したら、警察による死者が以下の年平均2名から、急上昇するのは明らか。
やはり銃社会が最大の理由と考える人は多いようです。