2020年06月26日 21:07

「今まで受けた小さな親切の中で、忘れられないことはありますか?」回答いろいろ

 

他人から受けた小さな親切
さりげない親切でも、つらいときや困っているときに受けたことは、ずっと心に残り続けるものです。

「今まで受けた小さな親切で、忘れられないエピソードはありますか?」
この質問に対する、海外掲示板のコメントをご紹介します。

What’s a small act of kindness you were once shown, that you’ll never forget?

●大学時代のクリスマスに実家に帰るときのこと。
駅の近くで起きた交通事故のために乗り遅れてしまった。お金は全くなくて、切符を新たに買う余裕はなかった。
クリスマスをひどい大学寮で独りで過ごさなければならないと絶望的な気持ちになった。近頃体が弱ってきたおじいちゃんに会えないと思い、駅のホームで泣いてしまった。
すると清掃員が倉庫みたいなところから現れて、ティッシュを差し出した。
泣いていた理由を知ると「まかせて」と言ってカスタマーデスクに連れて行き、次の電車のチケットを発券してくれた。
感謝のあまりまた泣けてきて、いったん別れたけど、電車に乗るときにまたやって来て、スナックと缶コーラをくれた。
今まで誰もしてくれたことがない優しさだった。

●足を骨折して、大雨のキャンパス内で中を横切ろうとしていた。すると誰かが走ってきて傘を差してくれて、濡れないように一緒にキャンパスを歩いてくれた。

●大学から家に向かって運転している途中に、車のオルタネータ(電気を生成する発電機)が壊れた。
高速道路を出たところでエンジンも壊れ、真夜中で治安の良くない地域だった。交差点で車を押しているとトラックの運転手が降りて来て、3マイル(約5km)離れた近隣まで一緒に押してくれた。着いたら彼は手を降って去っていったが、ゆっくりお礼を言うチャンスもなかった。

●ニューヨークで大嫌いな仕事をしてランチタイムにマクドナルドで独りで食べていた。
15分くらい経つと、40〜50代の男性が(自分は当時28歳)やってきて「おい、すごく悲しそうだぞ、そのうち良くなるからな」と言って握手をしていった。
大人が他人に話しかけるのは結構勇気がいる。でもそれで元気になった。

●コミュニティカレッジの1年生だった19歳のときのこと。
父親は失業して母親が家族全員を養っていた。その頃は苦労が絶えなかった。ある夜間クラスのときに、とてもお腹が減っていたのを覚えている。帰っても夕食はないので、何も考えずにそのまま寝ようと思っていた。クラスが終わって家に帰ると、キッチンカウンターに巨大なコストコのピザが置いてあった。
父親が数か月前に近所のフェンスを直してあげた女性が、お礼として持ってきたらしい。
そのことを忘れられなくなったのは、
1.あまりにその日にお腹が減っていたこと。
2.そんな日に彼女が食事を持ってきてくれた確率がクレイジーだと思うから。
バカみたいだけど、ずっと忘れられない。

●父親を亡くしてからうつ病になった。
医者に行き、抗うつ剤を処方してもらい、薬をもらいに行ったときに泣いてしまった。薬剤師に子供のように泣いてしまったことを謝罪すると、彼女はこう言った。
「謝らなくてもいいのよ。それは問題があると自分で認識して、治そうとしているところだから、勇気があることなの」
自分の心を治すことへの見方が変わった。

●車が真夜中に故障して、途方に暮れていたときのこと。
見ず知らずの女性が立ち止まって「誰もがときどき小さな助けを必要とするからね」と言い、ジャンプスタートを手伝ってくれた。彼女の言葉が忘れられない。

●道端でのどをつまらせ死にそうになっていたところへ男性が現れ、ハイムリック法をしてくれた。ありがとう。
(参照:9歳少年、アメが詰まった幼児を「ハイムリック法」で救う大手柄…YouTubeで覚えた救命テクニック

●高校のときリュックからiPodを盗まれた。戻ってくるとは思わなかった。
1週間くらいして、ほとんど話もしたことのないやつが、盗んだやつからiPodを買い取ったと言って渡してくれた。何も見返りを求めてこなかった。

●小学3年生のときランチを落としてしまったら、体育の先生がランチを買ってくれた。今34歳だけど、まだ覚えている。

●ホームレスになったとき、9か月ほどシャワーと温かい食事を提供してもらった。

●小さい頃、スーパーで叔母を待っていた。自動ドアの前に立って、毎回誰かが出るときに魔法で開けたかのようなふりをしていた。1人が「ありがとう」と言ってくれた。

●ウィスコンシン州に住んでいた9歳のときのこと。
冬にスクールバスを待っていた。薄手のコートに帽子も手袋もなかった。車で通りかかった女性が立ち止まり、長くて細い毛布を車の後ろから出して、頭や肩に巻いてくれた。彼女にお礼を言ったのを覚えている。 でも混乱して「借りたあと、どうやって返したらいいかわからないの」と言ったら、彼女はハグをして「心配しないで」と言った。今もその毛布を持っている。


その場限りの小さな優しさでも、誰かの一生の記憶になるのですね。

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