絶滅の危機を救った「絶倫」亀が引退し故郷に戻る…ガラパゴス諸島のエスパニョーラゾウガメ
ガラパゴス諸島のエスパニョーラゾウガメは、1960年代にはオス2匹、メス12匹のたった14匹を残すのみとなり、絶滅危機に瀕していました。
アメリカのサンディエゴ動物園にいたオスの「ディエゴ」もガラパゴス諸島に呼び戻され、繁殖プログラムに参加。すると数十年に渡って精力的に子作りにはげみ、種の窮地を救いました。
そんな彼も100歳を超えて引退、故郷の島に戻されたそうです。
"Super Diego" the Galapagos Tortoise Helped Save His Species
エスパニョーラ島で生まれたディエゴは1900年代(正確な時期は不明)に学術的調査で捕獲され、カリフォルニア州のサンディエゴ動物園で飼育されていました。
しかし、エスパニョーラゾウガメのオスがたった2匹まで減り、ガラパゴス諸島の繁殖計画に3匹目のオスとして参加することに。
ディエゴは役目を精力的にこなし繁殖プログラムは成功。現在は2000匹を超えていますが、そのうち4割の800匹はディエゴの子孫なのだとか。
このまま自然にまかせても大丈夫と判断され、繁殖プログラムはめでたく終了となりました。
お役目を果たしたディエゴは、サンタクルス島のガラパゴス国立公園にある繁殖センターから、24匹の仲間とともに故郷であるエスパニョーラ島へ戻され、余生を過ごすことになるとのことです。
Tortuga Diego regreso a Galapagos - YouTube