「警官にお願いがあります、この車を止めて!」アメリカの現状が伝わる切実な貼り紙
コロナ禍に加えて、警官による黒人死亡事件を発端としたデモ、暴動などで混乱が続くアメリカ。
警察もあまり機能していないので、さまざまなトラブルが起きています。
ある車の後ろの貼り紙が「切実さが伝わってくる」と人気を呼んでいました。
「ひどい連中にナンバープレートを盗まれた。911(警察)に電話しても来てくれず、BMV(車両関連を扱う部局)に行ったら警察への届けが必要だと言う。
お願いだからこの車を止めてください」
届けが必要なのに来てくれないので、警察に捕まえてほしいと懇願する内容でした。
アメリカ全土でパンデミック、差別に対する抗議活動、果てはマスク論争まで大変なことになっているので、ちょっとした盗難くらいではなかなか来てくれないようです。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●逆に警官を止めるんだ。
↑警察署まで運転していこう。
↑あるいはスピードを出したり違法駐車したりして警官の気をひこう。
●BMVは"Bureau of Motor Vehicles"(車両関連を扱う部局)のこと。
↑いったいBMVってなんだと思っていたよ。BMWとかDMVとか想像した。
↑州によっては呼び名が違うんだよ。DMVだったりBMVだったり。
●ちょっと面白いけど、理論的な次のステップは警察署に行くことだと思う。
●警察に止められない最高の戦術。
「おい、見ろよ、彼を止めるべきかい?」
「うーむ、いーや」
↑「絶対にあの車を止めるなよ。貼り紙を見たかい? あれは書類仕事だよ」
●興味深いことに自分も似たような状況になったことがある。ただし郵便物の盗難で。
市はうちの郵便物が盗まれていることを知っている。警察に届け、郵便配達のメジャーな運送会社にも届けた。自分で空の小包を送ってそれが盗まれるのも見た。警察はこの詐欺の配達について何もしてくれず、トラッキングチームも存在しないようだった。
たった1つの解決は自分で泥棒を捕まえるだった。それをするのに違法なことをしなければいけない。すると結局は自分がトラブルになる。本当に壊れたシステムだよ。
↑それは間違った人に伝えている。郵便の盗難は地域犯罪ではない。地元警察は管轄に入っていないんだ。それはUSPIS(米国の郵便を調査するサービス)に届け出ないといけない。
●アップデートが欲しい。次はどうなったんだ?
もう質問がいっぱいある。
↑きっと止められて6発撃たれたんだ。
笑えるけど笑えない……そんな状況のようです。