「大理石に雨のしずくが700年落ち続けると…こうなる」ナポリのヌオヴォ城
屋根から落ちたしずくが、長い年月をかけて大理石を少しずつ削り、ここまでへこんでしまったのです。
「雨垂れ石を穿つ」(あまだれいしをうがつ)という、ことわざの通りですね。
(※小さな努力でも根気よく続けてやれば、最後には成功することを意味する)
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●イタリアを観光して自分が気に入ったのは、大理石の階段が人に踏まれて摩耗していたこと。
↑(投稿者)全くそう!
この城の中にはいくつかのそのような階段もあった。自分はニュースレポーターらがインタビューをしている眼の前でつまずいたので、恥ずかしくてそこにいられなかった。
●これはどこの城?
↑(投稿者)自分の小さな脳みそでは名前を思い出せない。ナポリの港近くだった。
●歴史は苦手教科だったな。ちなみにそれを見て原始的なトイレだと思った。
↑流せないじゃないか。
↑せっぱつまったら、どこでもトイレになる。
↑(投稿者)そこに座ったので、それは困る。
●(投稿者)情報を明確にしておこうと思う。
ここはナポリのヌオヴォ城(カステル・ヌオヴォ)で建立は1282年。
自分が訪れたのは2018年半ば。コロナ禍の今は渡航はオススメできないけどね。
科学に明るくないのでなぜ深い穴ではなくシンクのような形になるかはわからない。
記憶では無料だったけど、上階の博物館は数ユーロかかって興奮するほどではないが興味深かった。道路の向かいのレストランは水のボトルが12ユーロ(約1500円)するけど。
●中国のことわざであるよ。(滴水穿石)
●700年も誰も水漏れを直さなかったのか。何てなまけものなんだ。
↑イタリアだからな。
↑観光客へのアトラクションになるから、わざとそうしていたんじゃないか。
●建設時の作業員にこれを見せてみたいね。きっと700年も水漏れを直さなかったことに腹を立てるだろう。
●侵食だよ。
●「水のようになれ」―ブルース・リー
古い建築物の宝庫であるイタリアには、こうした大理石の侵食や摩耗があちこちで見られます。
また観光が自由にできる時代になったら、確認しに行きたいですね。