「この文章問題は…理論的にも音楽的にもどうかと思うよね?」
It’s wrong logically and musically.
「120人の演奏者がいるオーケストラで、ベートーベンの交響曲第9番を演奏したら40分かかりました。
では60人で演奏すると、どのくらいの時間がかかりますか?
P=演奏者の数、T=演奏時間」
ええと……。なんと謎な質問なのでしょう。
人数が変わったところで演奏時間が変わるわけもないのですが、問題の意図がさっぱりわかりませんね。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●もしかしたらこれは、引っかけ問題なのでは?
↑学生時代、こういう「引っかけ」がよくあったよ。多分そうだよ。
↑(投稿者)問題を作成した先生がバカじゃないなら、それが唯一の理論的な説明だ。
↑去年のフィンランドの大学の入学試験でそういうのがあったよ。明らかに罠だよ。
↑理論的な問題だよ、数学とは思わないが。
●楽団によっては演奏者が欠けると演奏できない。だから答えは40分か0分かだね。
●引っかけ問題か、女性が9人いたら1か月で赤ちゃんを作れると考える人かのどちらか。
●これは盲目的にルールに従わせるよりも、批評的な考え方を身につけるための訓練なのだと思う。
目的はTが変動するのではなく一定だと気づかせること。そう考えたら良問かも。
●こういう問題はフィンランドで行われている。ちゃんと読んで考えているかを見るために。
↑(投稿者)興味深い。
●小学生がオーケストラ演奏? それだったら6〜8年かかる。
●T=(P/P)x 40分
●こういう問題は、出来る子ほどつらい思いをする。引っかけ問題なのか、バカの作った問題なのか、悩むことになるんだ。
実際は引っかけ問題だったのかは不明ですが、CD規格が74分に制定されたのは「第九」が1枚に収まる時間にするためとも言われているので、40分で演奏が終わるとしたら、かなりの速弾きになりますね。