フィンランド人「この折り紙を折るのに50時間かかった…1枚の紙、切断なし」
躍動感あふれるアサシンの姿。なんと精細に折り込まれた作品なのでしょう。
これが1枚の折り紙だというのだから、まさしく匠の技。いったいどんなプロセスを踏めばこれを作れるのでしょうか。
作者に対して、いろいろな質問が投げかけられていました。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●始める前の紙の大きさはどれくらい?
↑(投稿者)68cmx68cm。出来上がりのサイズはスタンド付きで、17x17x23cm
↑折り方の説明書はある?
↑きっとその作品の中に折られて入っているんだよ。
↑(投稿者)そうだね、全部開いていけばわかるね。
↑天才だ。
↑50時間の説明書か。
↑(投稿者)今のところは(説明書は)ない。前にこのような作品の説明書はいくつか見かけたけど、途中で自分のモデルがあまりに複雑すぎると気づいた。
↑もしよかったら、どういう風に作ったのか知りたい。どこかに書いたりせずに直感的に作っていったの? もしそうならクレイジーである。
↑(投稿者)興味深い質問だね。多くの直感は、すでにいろいろなデザインを作った過去の経験からくる。
(折る)過程はそれでもかなり直感的だったよ。1枚の紙からモデルを作り出すのに、かなりの数の過程と想像が必要だった。
モデルのデザインには何か月も要するが、それでも最後の10〜20時間まで、どんな出来上がりになるかは完全にはわからなかった。
●本物とは信じがたい。それを証明するには売らなければいけないね。もし売るとしたらいくら?
↑彼のサムライを作った動画を見るといい。
Folding process of an origami samurai from a single sheet of paper #toptalent Topper# jkonkkola art - YouTube
↑なんてこった……。すげーー!
↑(投稿者)人に見せるため、ときどき折る過程を記録している。それは前のモデルの動画だね。
↑脳が理解できない、素晴らしい作品だよ。
●もう今から、今後のあなたの投稿の全てを楽しみにします。かなり珍しいアートで華麗でもある。そしてすばらしいアーティストだと思う。
↑(投稿者)ありがとう。10月にはもっといろいろ出来る予定。
●「もっと見たい? でもこれに50時間かかったんだ、二度とやらない」と言うかと、半分思っていた。
↑(投稿者)ははは。折る過程は楽しんだよ。リラックス出来るんだ。
●いったいこういうのをどうやってプランするの? 手書き? ソフトウェア? あるいは全部頭の中?
↑(投稿者)ほとんど頭の中だよ。その前にプログラムを使って何百という折り目を見て構造を記憶する。
だいたいのラフなアイデアを頭の中で描いて、四肢などの特徴は紙に描く。それから特徴をどうやって折って出すかを考えていく。テスト折りをしてみて、どんな風に見えてどんな風に機能するかを考える。
このモデルでは3つのテスト折りをした。1つ目のバージョンを6月に、これを先週やってみた。質の高い紙を利用して最終的に折り始めるまでに、デザインのプロセスは何か月もかかる。
一番怖いのは完成時にどうなるか最後の10〜20時間前にならないとわからないところ。それまでは想像だけ。
●完全にあなたを70歳くらいの日本の師匠だと思っていた。なんとフィンランド人なんだね。
作り方を知るほどに、真似するのは難しいと感じます。メイキング動画の時点でアートになっていますね。