チャーチル首相が晩年に家を寄付したときの条件「ずっとジョックという猫を飼うこと」→現在は7代目
“歴史上で最も偉大なイギリス人”と国民から愛されてきた、ウィンストン・チャーチル。
第二次世界大戦でイギリスを勝利に導いた首相ですが、熱烈な愛猫家としても知られています。
晩年まで暮らしていたチャートウェル・ハウスは政府に寄付され、一般公開されていますが、彼がその家を譲り渡すときにある条件を付けました。
TIL that when Winston Churchill Sold Chartwell,
彼が残した条件は「常にマーマレード・キャット(オレンジ色の猫)を住民として飼い、必ずジョックと言う名前を付けること」でした。
最後の飼猫ジョックは、1962年の88歳の誕生日に贈られた猫で、体はジンジャー、首元と足先が白かった。すぐに無二の親友となった2人はどこに行くにも一緒で、1964年の最後の庶民院登院にも同行したほか、直後の任期を終えて官邸を去るときに撮影された写真にも2人が写っており、ジョックはチャーチルの最期を看取った。
(ウィンストン・チャーチル - Wikipedia)
救国の英雄であるチャーチルに敬意を払い、現在は保護施設からもらわれたジョック7世が暮らしています。
(Jock VII of Chartwell | National Trust)
動物愛護と伝統を愛するイギリスらしいエピソードです。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●ジョック7世はBBCの朝の番組に先週出演していたよ。そこの庭から天気予報をしていた。もう子猫じゃないね。骨太な猫だよ。
↑計算すると生後9か月だから、人間で言うと10代なので、体格は大人だけど心はまだ子供だね。
↑動画を見つけた。猫は9分17秒から出てくる。
NT Chartwell House Kent reopens with Matt BBC Weather - YouTube
↑オレンジ猫は、がっしり体型の傾向があるよね。気に入っている。
↑自分のお腹を表現するときに、その表現を使うことにする。
●先代のジョックもまだ生きているようだ。家の管理人に愛されて世話されているとのこと。今は盲目で年寄りなだけなんだ。
↑じゃあ、なぜ次の猫に置き換えられたの? 猫の義務がもう満足にこなせなくなったのかい?
●ハウス・チャーチルのジョック7代目。
↑鳥の殺し屋、小さなげっ歯類の破壊屋、おもちゃや繊細なものの壊し屋、柱や家具の引っかき屋。
●その猫のことは知っていた。知らなかったのはマーマレード・キャットという英語表現。これから、うちのオレンジ猫をそう呼ぶ。
↑普段はそう呼ばないよ。ジンジャー・キャットと言うね。
↑この猫の色は通常オレンジと白と言うんじゃないかな。ピュアなオレンジ猫はジンジャーと呼ばれるけどね。
●自分の名前もジョックだが、これは今までで最も正当性を感じた。
↑スコットランド人?
●昔そこで働いていた。先代のジョックは最低だった。
●その役割を持つ猫は血統重視ではなく、保護施設からもらわれてきたと知ってうれしい。
●これはなかなか重要なニュースだ。
●きっと次のジョックは肥満で、たくさんのパートナーを持つにちがいない。
●まだジョック7世なことに驚く。猫の世代交代の早さを思うと、チャーチルがいなくなってから随分経つ。すでにジョック14世くらいだと思っていた。
↑ブリードしていないからね。歳を取ってリタイヤしたり死んだりすると、新しい猫をもらってくるんだ。猫は10〜20年は生きるからね。
ジンジャー・キャットの代わりにマーマレード・キャットと呼ぶと、ちょっと品を感じますね。