親元を離れる平均年齢がよくわかるヨーロッパ地図
Average age at which Europeans leave their parents' home
スウェーデン:17.8
ルクセンブルグ:20.1
デンマーク:21.1
フィンランド:21.8
エストニア:22.2
フランス:23.6
ドイツ:23.7
オランダ:23.7
イギリス:24.6
ベルギー:25.2
オーストリア:25.4
チェコ:25.8
リトアニア:25.9
アイルランド:26.8
キプロス:27.1
ハンガリー:27.2
ポーランド:27.4
トルコ:27.5
スロベニア:27.7
ルーマニア:28.1
ギリシャ:28.9
ポルトガル:29
スペイン:29.5
イタリア:30.1
スロベキア:30.9
セルビア:31.1
クロアチア:31.8
マケドニア:31.8
モンテネグロ:33.1
興味深いのは、南へ行くほど平均年齢が上がり、北欧ではかなり若いうちに家を出ていることがわかります。
住宅事情、文化、親子のあり方などの要因が考えられますが、同じヨーロッパでも国によってかなり差が出ていますね。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●モンテネグロでは両親のほうがお前から去る。
↑それにちょっとクスっとなった。
↑自分はモンテネグロ出身ではないが、友人のケースでそれは真実だった。
●自分はヨーロッパ人すぎて「両親に18歳で追い出された」や「実家に住むのに親に家賃を払わなくてはいけない」って環境を理解しにくい。
↑そうだね。少なくともドイツでは合法ではない。国は出来れば生活保護を払いたくないからね。教育が終わる(大学を含む)か25歳になるまでは親が面倒を見る。
↑そうだよ。アメリカ人が家を出る平均年齢は19歳らしいが、自分もその歳に出たね。25歳でマイホームを購入したよ。ただし両親に追い出されたり、家賃を支払わされたりではなく、自分の選択だった。
↑スウェーデンはのんびりしていられない。18歳になったら追い出される。
↑真面目にそうだね。「18歳になったら自立しろ」という考え方は、ひどい親だと思うけどね。
自分は両親と良好な関係ではなく、17歳の大学入学時に家を出たが、追い出されたわけではなく、いつも家に戻っていいと言われている。妹は22歳だがまだ住んでいて、副業として家賃を稼いでいる
経済的に苦しければ両親に家賃の一部を支援してもらうのもありだし、大学へ行かずにフルタイムで働くなら責任を持つべきだとも思う。
掲示板で、「私は19歳の大学生でフルタイムで働いている。両親には600ドルの家賃を払っていてお金が足りないけど、経済的な支援を受ける良いアドバイスはありますか?」みたいなアメリカ人の投稿を読むと腹が立つよ。
これは子供に責任を教えているのではない。彼らを失敗させるぐちゃぐちゃの設定だ。
●若者の失業率との関係はあるのかな?
↑自分と友人のことしか言えない限定的な話だけど、親元にいるのは支出の大きさと低賃金が理由。イタリアではアパートは600〜700ユーロ(光熱費を含む)で、近くに職場がないとかバスがないなら自動車も必要で、食費も別にかかる。
全てを給与の1200ユーロでまかなうのは厳しい上に、最初からそれだけもらえるとも限らない。ほとんどの職場は研修からスタートで、平均給与に届くまで時間がかかる。それが独立を難しくしている。
これは自分の経験なので、それが主要原因かはわからないけどね。
↑その通りだと思う。ここスペインでも親元から離れるのが遅いことがよく議論されている。そしていつも若者の失業率と関連付けられている。職があっても賃金は低い。
しかもスペインの生活費はドイツ、ベルギー、フランスより安いわけではない。ユーロ導入から生活費は同様なのに、仕事量は多く給料はずっと少ない。だから我々の購入力は本当に低い。
なまけているとか準備が足りないわけではない。スペイン人でさえ自分たちがなまけものだと思うところはあるけど、労働市場と経済を徹底的に見直す必要がある。機能していない。国として失敗している。
↑トルコも同様だよ。ほとんどの卒業生は専門の仕事を見つけられない。職を見つけた幸運者でさえ最低賃金がほとんど。それでは独立できない。
●スウェーデンが17.8歳というのは極めて信じがたい。
↑それは多くのスウェーデン人がトロール(洞窟に棲む巨人)相手に安全や金の鍋と子供を交換するからで、その数字をクリアーにすると平均年齢は23歳になる。
↑そうだね、不正確だと思う。ストックホルムでは平均23歳くらいだよ。
↑高校の15〜6歳で家を出た大勢を知っているので、そこまで信じられないことではない。
↑自分の住んでいるところもほとんどは16歳で家を出るね。
●学費が完全に政府支援の場合、家を出るのはかなり簡単。だが1100〜1200ユーロの給料で500〜600ユーロの家賃を強いられるのは難しい。
●クロアチア(31.8)は100%真実。
経済事情や教育事情が大きく関与していますが、今後はコロナ禍によって大きく変動すると思われます。