15年前にポンペイ遺跡から出土品を盗んだカナダ女性、「呪い」から解放されたいと謝罪、返還する
ポンペイはイタリア・ナポリ近郊にある、2千年近く前の火山噴火によって一夜にして滅びた古代都市。
その遺跡から15年前に出土品を盗み出したというカナダの女性が、「呪われてしまった」ことを理由に返却しました。
こちらが、ニコールさんというカナダ女性が15年前に違法に持ち帰った出土品。
内訳は、つぼの欠片2点、壁の欠片1点、白いモザイクのタイル2点。手紙を添付してポンペイ当局に郵送したとのこと。
「若く愚かだった私は、持ち帰ってはいけない歴史の欠片を欲しくなってしまった」と反省する内容で、2度の乳がん発覚と乳腺切除手術を受けることになり、家族も経済的に苦労したとのこと。
家族がこの先もポンペイの呪いを受け継いでいくのは耐え難く、魔が差した自身の過ちを許してほしいと述べてあったそうです。
ポンペイは西暦79年のヴェスヴィオ火山の噴火によって、市民ごと埋もれた悲劇の都市。(ポンペイ - Wikipedia)