2020年11月01日 00:12

紀元前にカエサル暗殺を記念した金貨、硬貨として史上最高額の3億6500万円で落札される

 

紀元前のカエサル暗殺を記念した金貨、3億6500万円で落札00
共和政ローマ末期の将軍であり、皇帝の代名詞ともなったユリウス・カエサル(英語名ジュリアス・シーザー)が暗殺されたのは紀元前44年。

その2年後の紀元前42年に発行された記念金貨がオークションで競売に掛けられ、硬貨として史上最高額で落札されました。

紀元前のカエサル暗殺を記念した金貨、3億6500万円で落札01
Roma Numismatics Limited

金貨にはマルクス・ユニウス・ブルートゥス(英語名ブルータス)の肖像が描かれ、ブルートゥス自身が発行したもの。

落札額は270万ポンド(約3億6500万円)。

金貨の保存状態は極めて高く、鋳造時の状態に近いとのこと。

裏側の短剣は暗殺に使ったもので、帽子は当時の解放奴隷に与えられた自由を意味するもの。

暗殺の首謀者ブルートゥスはカエサルの腹心であり、シェイクスピアの悲劇『ジュリアス・シーザー』のセリフ「ブルータス、お前もか」は、Wikipediaにまとめられているほど有名です。
ブルータス、お前もか - Wikipedia

ブルートゥスが金貨を発行したのは、自身の正当性や権力誇示行為だと見られています。

カエサルの名は、後世のローマ帝国およびその継承国家で君主号(ドイツ語のカイザーやロシア語のツァーリ など)として用いられました。
カエサル (称号) - Wikipedia

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