倒壊したウェールズ最高の木、彫刻家によって「巨大な手」に生まれ変わる
イギリス・ウェールズのヴィリンウィ湖のほとりには、10年ほど前までウェールズで最も背の高い針葉樹(ベイマツ)が生えていたのですが、嵐によって倒壊しました。
15mほど残された部分は伐採も検討されたのですが、アーティストに依頼して彫刻に生まれ変わらせることになりました。
生まれ変わった巨大な手をご覧ください。
こちらが「ヴィリンウィの巨大な手」"Giant Hand of Vyrnwy"と呼ばれる彫刻。
In 2011 I created the Giant Hand of Vyrnwy from Wales' tallest tree, which was storm damaged & needed to be felled. A 50ft stump was left & I won the tender to create my design; a giant hand - the tree's last attempt to reach for the sky.
— Simon O'Rourke (@treecarving) October 27, 2020
Here a a few photos from the process! pic.twitter.com/mROVKAX9qb
高さ50フィート(約15.2m)で、2011年にサイモン・オルークさんがチェーンソーを駆使して彫刻。仕上げは桐油によるコーティング。
暴風雨で倒壊する前のベイマツの木は、20階建ての建物よりも高い209フィート(約63.7m)あり、ウェールズで最も高い木として知られていました。
このあたりの森林地帯が「ヴィリンウィの巨人」として知られていることから、巨人の手の彫刻を残すことで、地域に密接したランドマークにしたいとオルークさんは語っています。