110年前にドイツ将校が伝書鳩に託した通信文が発見される、気になる文面は…
無線が普及していない時代は伝書鳩が重要な伝達手段であり、軍事目的のものは軍鳩(ぐんきゅう)と呼ばれて重用されました。
フランス北東部のインガースハイム(※当時はドイツ領)で、110年前にドイツ軍将校が軍鳩に託した通信文が見つかったそうです。
A special discovery to mark Armistice day https://t.co/SI3GYy6nlT
— Forbes Europe (@ForbesEurope) November 11, 2020
仏北東部インガースハイムでハイキング中の夫婦がアルミ製の筒を発見。その中に書面の通信文が折りたたまれた状態で入っていたとのこと。
判読が難しい部分は多いものの日付は1910年とみられ、「小隊の半分が無力化された」「多くの犠牲者を出したので撤退した」などの記述が確認されています。
ただし実際の戦争ではなく、演習の様子を報告したものなのだとか。
今になって当時の通信文が見つかるのは珍しく、その後に起きた第一次世界大戦の独仏戦(1915年)の貴重な資料として、近くにあるランジュ博物館で展示される予定になっています。