2020年「Google検索」の世界トレンド…どの時期にどのワードが興味を持たれていたか
2020年は新型コロナウィルスがパンデミックを起こした年として、永く語り継がれていくことは確実でしょう。
とはいえ、どんな検索ワードが多かったのかは時期によって変動します。
どの時期にどんなワードが最も検索されたかについて、海外掲示板で盛り上がっていました。
Google Year in Search 2020 Top Search Terms
対象がグローバルなので日本人にとって馴染みの少ないワードもありますが、一過性のものから一年を通じて検索されたものまで、世界の人々の興味がどう移り変わったのかわかりますね。
上から順に紹介していきます。
・Kobe Bryant(コービー・ブライアント)
元バスケットボール選手のスーパースターですが、今年の1月26日にヘリコプター墜落事故により逝去。検索が殺到しました。
・India vs Nea Zealand(インド vs ニュージーランド)
クリケットの試合結果。ちなみにクリケットの競技人口は3億人を超え、サッカーの次に競技人口が多いです。
・Harvey Weinstein(ハーヴェイ・ワインスタイン)
アメリカの映画プロデューサーですが、セクハラや性的問題が取り沙汰され、一気に地位を失い、逮捕、訴追となりました。
(ハーヴェイ・ワインスタイン - Wikipedia)
・Coronavirus Symptoms(コロナウィルス 症状)
・Coronavirus(コロナウィルス)
・Coronavirus Update(コロナウィルス 最新情報)
・Death(死)
・Hantavirus
(ハンタウイルス - Wikipedia)
・Google Classroom
Googleが学校向けに開発した無料のWebサービス
・Zoom
・Unemployment(失業)
・Mask(マスク)
・Stimulus Checks(給付金)
・George Floyd(ジョージ・フロイド)
白人警官に死亡させられた黒人男性で、この事件をきっかけに全米で警官の暴力的対応への抗議デモが広がりました。
・Black Lives
(Black Lives Matter「黒人の命も大事」の一部)
・Tik Tok
・Beirut(ベイルート)
(ベイルート港爆発事故 - Wikipedia)
・Indian Premier League(インディアン・プレミアリーグ)
インドのプロクリケットリーグ。
・Joe Biden(ジョー・バイデン)
・Donald Trump(ドナルド・トランプ)
・U.S.Election Results(アメリカの選挙結果)
・Bihar Election Results(ビハール州の選挙結果)
インド東部の州で新型コロナウィルス流行後に行われるものとして世界最大の選挙
・Vaccine(ワクチン)
やはりコロナウィルス関係のものが多いですが、クリケットの人口の多さを感じられるなど、ワールドワイルドならではの結果となっています。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●きれいに並んでいる。
・Coronavirus Symptoms(コロナウィルス 症状)
・Coronavirus(コロナウィルス)
・Coronavirus Update(コロナウィルス 最新情報)
・Death(死)
●これを見てよくわかるのが、1年がいかに長いか。
↑全くだ、完全にインドとニュージーランドの戦いを忘れていた。
↑変だね、自分は逆に思った。今年は最も短い年だった。まるで家に1週間くらい座っていた感じ。ちょっと仕事したりしてね。そうしたら一年が過ぎていた。多分それは夏の休暇がなかったからかもしれない。
●新しいパンデミックの話を聞いて「死」を検索するところを想像してみよう。
↑検索の中には、両方入っているものも含まれると思う。
●安定して多いのは「死」、「テスラ」、「Tik tok」だけだな。
●明らかにZoomが失業の原因となっていることが見える。
●「インド vs ニュージーランド」はクリケットをしない国民を混乱させたかも。
インドの英語話者の人口が多いことも、インド関係の検索が上位に来ている理由となっているようです。
来年はもっと明るい話題が増えることを祈ります。