2020年12月19日 00:21

ロボット掃除機のコンセプトは1959年に発表されていた…モスクワで発表されたデザイン

 

1959年のロボット掃除機00
世界で初めて市販された家庭用ロボット掃除機は2001年のトリロバイト(スウェーデン製)。2002年にはアメリカ市場初のルンバが発売されました。

開発は1983年に日立が着手していますが、コンセプトとしては1959年にモスクワの国際展示会で発表されています。

当時のデザインは、いったいどんなものだったのでしょうか。

Robo-Vac, a self-proppeled vacuum cleaner

1959年のロボット掃除機01
今のロボット掃除機にかなり近い!

形こそ円盤ではなく角ばっていますが、モダンでクールなデザインではないでしょうか。

モスクワの展示会で発表された映像がこちら。

Yesterday's Concepts for Today's Lifestyles. - YouTube

AIが搭載されるはずもなくグルグル回っているだけですが、アイデアとしてはすでに完成していたと言っても過言ではありません。

6週間ほど開催されたモスクワのアメリカ国立展示会で発表されたもの。

当時は米ソの冷戦の真っただ中であり、モスクワでアメリカの展示会が開かれていたことに驚くかもしれませんが1959年は「雪融け」の年。

フルシチョフ書記長がソ連の指導者として初めてアメリカを公式訪問し、アメリカのアイゼンハワー大統領と一時的な友好的な関係を築き、同年にアメリカでもソ連の展示会が開催されています。

数年後の1962年にはキューバ革命とキューバ危機により米ソ間の緊張が高まり、核戦争のリスクが高まりました。

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