2020年12月23日 20:31

「星空の見え方は、大都市と田舎ではこう変わるんだ…」9段階の比較

 

光害のコンセプト00
大都市に近いほど、いわゆる「光害」(ひかりがい)によって満天の星空を見るのは難しくなります。

見え方にどれくらいの差があるかを9段階で示した図が、海外掲示板で注目を集めていました。

The concept of light pollution is crazy, image

光害のコンセプト01
左から、
・クラス9:都市部の空
・クラス7:都市部と郊外の境
・クラス5:郊外の空
・クラス3:田舎の空
・クラス1:優れた光害フリーの土地

都会と光害のない場所では、ここまで夜空が違うとは……。

海外掲示板のコメントをご紹介します。

●これはボートル・スケールだね。
(ボートル・スケールは、ある地域の夜天光の明るさを測るための9段階の数値スケール:Wikipedia

●自分はクラス4に住んでいるけど、弟はクラス1。もう壮大としか言いようがないよ。

↑毎年、妻のファミリーのいるアメリカ南部で集まっている。
道路から何マイルも離れた田舎で、みんなで星が見えるようにキャンプするんだ。天の川の縁を見ると心から陶酔するよ。

●オランダの空のことを忘れている。もう全てがオレンジ、どこもオレンジ。いつもオレンジ。たくさんのグリーンハウスがある。

●オランダの野菜や花をグリーンハウスで育てているところに住んでいる。光害がひどくて1つの星も見えない。

↑それは悲しい…でも見ることも可能だよ。いつかドレンテ州へ行ってみて。もう何が見えるかに驚くよ!

●満点の星空を見ると感激するよ。いかに銀河系がクレイジーか、文字通り覗き込んでいる気分。

↑その通り。昨夏にハネムーンでデスバレーを通ったときに体験した。

↑悲しいことに、かなり多くのものが人工衛星だけどね。多くの星の動きが宇宙のゴミであることも認識する。痛ましいことだよ。

●ニューヨーク在住だけど、郊外に出たときの夜空に感動する。立ち止まって見つめずにはいられない。普段は星が見えないので急に見えると魔法のように感じる。

●ロサンゼルスで何年か前に人工光を減らしたとき、人々がUFOを見たとパニックして緊急車両だらけになった。それは星だったんだ……。
大勢の市民があまりの公害や光害のせいで、大人になるまでちゃんと星空を見たことがなかったんだ。世界の小さな一角から一度も出たこともない人も多い。

↑それは悲しいな。

●自分が感動するのは、人工の光なしだと自然光をもっと得られること。都市部でスモッグもなく晴天でも星はゼロで、月も高層ビルで隠される。
でも田舎のビーチを歩いていると天の川が欠けた月の上に見えるんだ。200年くらい前は誰もが地球のどこからでも見ていたものが見える。毎晩見たいと思うよ。


都市部で暮らしていると、夜空の星に感動することを忘れてしまいがちですね。

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