「アメリカの給付金600ドルは少ないと批判されているけど…家賃の何日分に相当する?」
アメリカでは2度目の給付金の法案が、当初予定されていた1人当たり600ドル(約6万2000円)では少ないと批判され、12月28日に下院で2000ドル(約20万7000円)に増額する法案が可決されました。
では、600ドルではどう足りないのか、17都市の家賃に置き換えた例をご紹介します。
Congratulations.,Joshua Sukoff
「いったい600ドルは、各都市のどのくらいの家賃に相当するのか?」
ニューヨーク・マンハッタン:4日分
サンフランシスコ:5日分
ボストン、ブルックリン、オークランド:6日分
ロサンゼルス:7日分
ワシントンDC、シアトル:8日分
シカゴ:9日分
マイアミ:10日分
デンバー、ポートランド、ミネアポリス:11日分
アトランタ、オースチン、ナッシュビル:12日分
デトロイト:17日分
さすが物価の高いアメリカの大都市の事情。600ドルでは1月分の家賃にさえ遠く及びません。
全国で一律の給付金だと、都市部に住んでいる人にとっては支出が多い分だけ厳しい状況のようです。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●計算をしてみたが、自分はラッキーで27日分の家賃だった。イェイ。
↑自分も興味本位で計算してみた。フロリダの2ベッドルームのアパートで11日分だった。
↑自分も。32.5日分だった。
↑ワンルームで21日分。
●それで、デトロイトのオレらはまた何か勝ったのか?
↑勝ってない。
↑それは余分に平手打ち受けたようなもんだよ。
「お前らの家賃は、ひどいところだから安いんだ、だが給付金が助けになるほどは安くない」という感じ。
●計算が面倒な人に、それぞれの家賃(31日ベース)で並べてみた。
・マンハッタン:4650ドル
・サンフランシスコ:3720ドル
・ボストン、ブルックリン、オークランド:3100ドル
・ロサンゼルス:2657ドル
・ワシントンDC、シアトル:2325ドル
・シカゴ:2066ドル
・マイアミ:1860ドル
・デンバー、ポートランド、ミネアポリス:1691ドル
・アトランタ、オースチン、ナッシュビル:1550ドル
・デトロイト:1094
●家賃はもう手に負えないことになってる、うちの家賃は150ドルも今年値上がりした。うちの郡では安い地域だというのに。
↑自分はめちゃくちゃ安い家賃で月に600ドル、ここから1セントでも値上がりしたら家主の家を放火する。
●大勢の裕福な人たちが、その給付金の小切手を入金するのを忘れると思うよ。
↑金持ちってのは、お金をテーブルに置きっぱなしにはしない。
●その数字からするとマンハッタンは月に4650ドルの家賃を払っているということになる、月にそんな家賃を払ってる人は給付金はいらないだろう。
↑家賃は給与の3分の1くらいであるべき。年収16万7400ドル(約1730万円)なら住んでいい。
医療費の高騰が問題視されるアメリカですが、都市部の家賃も格差が激しくなっているようです。