「アメリカのインフル死者数と新型コロナの死者数、わかりやすい比較がこちら…」海外の反応
新型コロナウィルスはよくインフルエンザと比較されますが、死者数の観点ではどのくらいの違いがあるのでしょうか。
アメリカの2010年以降のインフルエンザ死者数と、2020年の新型コロナウィルスの死者数の比較を、視覚的にわかりやすくした図が話題を集めていました。
Comparing COVID-19 vs. Influenza Mortality in the U.S.
@StanfordHealth @StanfordMed @HooverInst @ScottWAtlas How many Stanford researchers published articles comparing COVID to the flu? If it wasn't obvious when Italy was rationing health care in March, it sure is obvious now that COVID is many times deadlier than the flu pic.twitter.com/N0ekGEOzUm
— Taylor White (@T_G_White) January 4, 2021
オレンジが2020年の新型コロナウィルス死者数(34万5737人)。
ブルーが2010年〜2018年のインフルエンザ死者数(1万2000〜6万1000人)。
インフルエンザは毎年数字が変わっていますが、新型コロナは文字通り桁違いです。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●インフルエンザの2019年と2020年のデータはないの?
↑2019〜2020年の見積もりはある。たいてい実数が出てくるまでに数年かかる。
見積もりではインフルエンザの感染者は緩やかで3800万人、医者へ行ったのは1800万人、入院したのは40万人、死者は2万人。
2020〜2021年の見積もりはまだ出ていない。
●これは棒グラフのほうが見やすい。
↑同意。人間が比較データを識別するときは円グラフだと困難。
新型コロナウィルスの死亡率がインフルエンザの死亡率より5倍も大きくても、円で表されると2倍くらいにしか見えない。棒グラフだとデータをもっと理解しやすい。
●この図を見るまでは、過去9年間にインフルエンザでアメリカ国内で亡くなった人は何人か聞かれても、自分は最高でも9000人と答えただろう。
↑ワクチンや治療薬を作る仕事をしている。コロナ禍が始まったとき、インフルエンザと新型コロナを比較する現場にいたが、一般人はインフルエンザを深刻に受け止めていない。
もちろん新型コロナはインフルエンザより危険だが、インフルエンザももっと予防接種をすべき。
●もしマスクを着用したり、ソーシャルディスタンスしていたら、インフルエンザはどうなっていたのかなと思う。永遠にこういう生活を提案しているわけではないが、興味深い。
↑どこの国も病気ならマスク着用を当たり前にしたい。自分は調子はよくない、だが外出しなければいけない、そういうときはマスクを着用する。
●インフルエンザは予防接種なしだと、どれくらい増えるのかも知りたい。
●これはワクチンのあるウィルスとワクチンのないウィルスを比較していない?
新型コロナのワクチン接種をしたときの比較に興味がある。
●これはロックダウンや自宅勤務や学校閉鎖、レストランや店舗や移動の規制が実施されての結果と考えるべき。
死亡率だけがインフルエンザより高いのではなく感染力も強い。そしてまだ長期的にはどんな影響があるかもわかっていない。
まだ各種条件が異なっているので単純比較は出来ないという意見が目立っていました。
マスク着用やソーシャルディスタンスなどは、インフルエンザ対策にも定着してほしいと意見する人もいました。