「ハリー・ポッター」の各キャラクターが、小説と映画のどちらに多く登場してるか比較したグラフ
「ハリー・ポッター」シリーズは原書もベストセラー、映画も空前の大ヒットと、誰もが知る人気作品になりました。
キャラクターによっては、本のほうが活躍したり、逆に映画のほうが活躍したりなどの差があるようです。
本の登場回数と映画の出演時間を比較したグラフをご紹介します。
右上に行くほど登場シーンが多いキャラクター。
縦のラインが映画に登場する分数。
横のラインは本で名前が出てくる回数。
赤い●は映画の登場が多く、青の●は本の登場が多いことを意味します。
ハリー、ロン、ハーマイオニーなどの主要キャラは映画の出演頻度のほうが多く、全体的に女生徒は映画の出演頻度が高いようです。
本で出てくるほど映画にはあまり登場しないキャラクターはマッド・アイ・ムーディ、ビル・ウィーズリーなど。逆に映画の出演が長いキャラクターはルシウス・マルフォイ、ナルシッサ・マルフォイなど。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●ドビーはどこにいるんだ?
4巻(炎のゴブレット)にはめちゃくちゃ登場したのに、映画にはほとんど存在してなかった。ぱっと思い出せるだけでもハリーの任務を手伝ったり、キッチンでロンから靴下を得たりね。それ以外は良いチャートだよ、興味深い。
↑「不死鳥の騎士団」(5巻)ではネビルではなくドビーが「必要の部屋」を見つけたんだ。間違いなく映画版でぞんざいに扱われたキャラクターだね。
↑(投稿者)ドビーは映画では11分の出演で、本では469回の記述がある。なのでだいたいライン上(平均的)である。場所にするとモリー・ウィーズリーの左くらい。
●ドラコ・マルフォイの統計に驚いている。
映画の後半は本に比べて出演が少ないと感じたけど、おそらく最初のシリーズ3本がこれのバランスを取った結果のグラフなのであろう。
↑本の後半ではドラコのことは第三者から語られることが多かった(例:6巻の冒頭ではナルシッサやベラトリックスがドラコのためのヴォルデモートのミッションを議論していた)。
だからシーンでは彼を見ない。でも観客はドラコの知識を学ぶので実際より見たように感じるんだ。
●ドラコは全シリーズの合計で31分の出演しかないが、それでもこのグラフでは映画のほうが出すぎとなっている。
●ジョージは映画のほうが多く、フレッドは少ない。大差はないがこれは興味深い。双子なのになぜなんだろう。
↑フレッドのほうが本では外交的で、ジョージよりセリフが多い。映画ではほぼ同時に出てくる。
●ピーブスはどこにいるんだ? 彼は本では登場が多く、ホグワーツの戦いでも出てくるが、映画ではあまり現れなかった。良いグラフだ!
●ビル・ウィーズリー(ロンの長兄)は本の早い時期に名前がよく出てくるが、実際の登場は5巻までない。
↑4巻だよ。彼はハリーを3番目の任務の前に訪れている。
●むしろ映画は本をうまく改作したと正直に思う。
●なんてこった。そんなたくさんのハリー・ポッターの登場時間があるとは信じられない。
↑まるで彼のためのシリーズみたいだな。
●ヴォルデモートは「名前を言ってはいけないあの人」って表現も入っているのかな。
↑入ってない、それは名前を言われてないので。
●公平に言うとルナ・ラブグッドはもっと、本でも映画でも出るべきだった。良いキャラクターだった。
●これの指輪物語「ロード・オブ・ザ・リング」版もやってほしい。
小説の映像化は何かと難しいものですが、ハリー・ポッターは原作のイメージを損なうことなく大成功していますね。