1925年に作成されたヒトの神経標本…世界でたった4つのうちの1つ
解剖学は骨や筋肉や神経のしくみなどを明確にし、医学の発展に貢献してきました。
人骨などの骨格標本はよく資料や写真などで見受けられるのですが、世界でたった4つと言われる、1925年に作成されたヒトの神経標本をご覧ください。
This is an intact human nervous system that was dissected by 2 medical students in 1925. It took them over 1500 hours. There are only 4 of these in the world. from r/interestingasfuck
細かく枝分かれした人体の神経系。
私たちの神経がこんなに細かく、隅々まで枝分かれして伸びていることが興味深いですね。
こちらは1925年に2人の医学生が1500時間をかけて、丁寧に損なわずに切開したものだそうで、世界にたった4つしかないものだそうです。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●とても興味深いが、とても気味が悪い。
●「教授、もう授業をサボるためなら何でもします」
「なんでも、と言ったよな?」
↑それは困難な交渉すぎる。
解剖学専攻の医学生だけど、これは恐ろしく難しい。神経は簡単に見つけられるものではなく、それを分離させてこんなに美しく保存させるのは容易ではない。世界にあまり標本がないのは不思議なことではない。
↑見方を変えると1日8時間で半年かかる。
●思うに、骨盤あたりから出ている長い神経は腸に行ってるんだよね?
●なんてこった、われわれは木だったのか!
●少なくともこれと同じのが70億人分もあるということだな。
↑そしてほとんどがまだオリジナルパッケージの中。
●それは元は人間で、歩きまわって何かを言ってたんだ。
●現在は薬品を使ってやっている。
↑当時は薬品も使わず、とても繊細で労力が掛かった。
●これを成し遂げた人間の神経がすごい!
●ロンドンのハンテリアン博物館に行くと、最初に見えるのが、その1つ(世界で4つのうちの1つ)で、血管システムの横にある。すばらしい博物館だよ!
想像もつかない労力だったと想像しますが、こうした積み重ねによって今の医学が支えられているのでしょう。