「臨死体験をした人に質問、どんな感じでしたか?」7人のエピソード
Death Is Like After Being Declared Dead And Then Resuscitated
1.
これは親友の話。
出産中に出血多量で死にそうになり、担当医師が最後の別れとして神父を呼んだ。そのとき彼女は神さまに最後のお願いとして「もしも生かせてもらえるなら、残りの人生を人の命を救うことに捧げます」と約束した。
そのまま意識を失い彼女は死んだと思われた。目を覚ますと母親や医師が生き返ったことに驚いていた。
人生のミッションが与えられたと思った彼女は看護師の学校に通った。最終的に集中治療室のスタッフになった。命を落としかけた急患を救うのが彼女の仕事。それから20年以上が経つ。
2.
3分ほど死んでいたと言われた。映像で臨死体験をした人は来世(に近い)体験をするというのを見たが、自分にとっては睡眠と同じだった。
起きたらみんなに「ほぼ死んでいた」と言われ、呆然としながら多くのことを説明され、グリルチーズをもらった。ドリトスももらった。また死んでもいい。全くの無で何も怖くはない。
3.
男子寮の知人がザナックス(抗不安剤)の過剰摂取で臨床的には45秒くらい死んでいた。その体験が彼の人生を一変させた。二度と薬物を使うことはなかった。
看護師が世話しているベッドで寝ている自分の姿を病院の上から見下ろしたと言っていた。ゆっくりと浮かんで屋根を通り過ぎるときの感覚は、どんな薬物よりも安らかな気持ちだったそうだ。
白い光が見えて、家族がからまだ彼のときではないと言われ、自分の体に戻ったらしい。それ以来、彼は別人になった。ちなみにそれまでは無神論者だった。
4.
死を宣告されたわけではないが、それに近かった……。
自分は無を体験した。まるで酔っ払って気を失うときのような、あるいはとても長い1日の終わりに疲れてソファで眠りに落ちてしまうような感じ。
完全に安らかで穏やかだけど、真っ暗でもある。恐怖は全くなくて、おかげで死への恐怖を消し去ることが出来た。唯一心配なことは遺された人たちのことだけで、そうでなければもういつ逝っても気にならない。
善悪の概念がなくなり人間は人間だと考えさせられた。
5.
自分はどこかにいた。暖かくて安全で痛みはなかった。気にかけていた全員が大丈夫だとわかり、そこで何かに背中をトントンとされ「ここには長いこと来てなかったね、ここにいる? 戻る?」と、ささやかれた。
当時、うちの子はまだ幼児だったので戻る必要があった。すると急に何もかも、そして髪の毛さえもが痛くなった。そしてうるさく、目もくらむほどまぶしく、苛酷だった。
6.
全く何も覚えていない。死の宣告を3度受けたが、すべて死んでいる間のことは覚えていない。
7.
車に轢かれた。血液の通っていない目で見ることが出来ていた。周りの全ての騒乱が聞こえていた。無理やりあお向けにされて心肺蘇生をされたことも感じていた。
再開した心臓の音も感じられ、血液が流れ出すのも感じた。その時点で全ての痛みを感じて深く呼吸をして、そのあと全てが暗闇となった。
臨死体験は多様ながらも、安らかだったというケースが多いようです。