今どきのソーシャルメディアの「利用規約」がどれほど長いのか…ひと目でわかる比較
ほとんどの人がLINEやYouTubeなど、なんらかのソーシャルメディアを利用している時代ですが、アカウントを作成する際には「利用規約」に同意する必要があります。
最近のソーシャルメディアの規約がどんなに長いかをアートにした人がいました。
Terms and conditions of Social Media Companies from r/pics
長っ!
インスタグラム、Facebook、スナップチャット、Tinderなどの利用規約を印刷して並べたもの。
長いことはわかっていても、スクロールする量がどのくらいかは、こうしてビジュアル化しないと実感できないものですね。
大半の人がよく読まずに同意してしまうのは、この長さのせいでしょう。
ちなみに最も長い右のワインカラーがインスタグラムで1万7161語。一般人が普通のスピードで読むと所要時間は約86分。
利用規約について考えさせるアートになっています。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●これはデザイナーDima Yarovinsky(ディマ・ヤロヴィンスキー)氏の作品。
(Artist's Infographics Visualize Lengthy Social Media Policy Agreements)
↑読むこともひとつだが、法的な内容を理解できるかもひとつである。
●何かが「無料」のときは、あなた自身が彼らにとっての売る製品となる。
↑最近サムスン製のテレビを買ったけど、表示される広告について文句言ってる人がいた。でも同意しなければ広告は表示されず、ちゃんとテレビは機能するのに!
もっと同意することに注意を向けよう! 自分はサムスンにテレビを見るたびに広報が小切手を送ってくれるなら同意をするとメールをしたのだが、まだ返事はない……。
↑すでに支払ったサービスが失われたりするのがつらい。
自分はGoogleに自分のデータ利用を同意しなかったことで音声コマンドが使えない。それなら何のために金を払ったんだ。全てのプログラムやサービスを使えるわけじゃないのにGoogleは削除も使わせてもくれない。
Googleをスマホから外すことは出来るが、それはスマホ全体の操作を不可能にするリスクがある。そんなことになったら新しいスマホは買えない。
●選ばれた数人だけが読むもので、われわれはそうした人から変なところがないか教えてもらうんだ。
↑問題はすでに多くの規約がひどいことになっている。例えば強制的仲裁条項では、利用者が企業に対して裁判を起こすことを制限している。
だからCFPB(米消費者金融保護局)を復活させなければいけない。トランプとその仲間が燃やしちまったからな。
●唯一利用規約を見たのがその時だけじゃないのか。
●緑はありがたいな。短くてシンプルじゃないか。
↑緑のはWhatsapp。2週間前に変更されたばかり。
●14の人気のアプリの規約の長さを視覚化させたものがここにある。
(Visualizing the Length of the Fine Print, for 14 Popular Apps - Visual Capitalist)
↑そこに「孫子の兵法」とシェイクスピア「マクベス」が比較にあるのは考えさせてくれる。
そのうちAIが代わりに利用規約をチェックしてくれる時代が来るのかもしれません。