コロナ禍で静かなうちにエベレストの大掃除…地元ネパール人が2.2トンのゴミを取り除く
登山者で行列ができるほど人気だったエベレストですが、この1年はコロナ禍による登山停止などの影響でネパールは静かになりました。
そんな時期だからこそ出来ることをしようと、ゴミの大掃除が行われていました。
Nepalese climbers removed 2.2 tons of trash from Everest while the tourists were away
地元のネパール人がせっせと取り除いたゴミの量は、なんと2.2トン!
これまでに登山者が放置した大量のゴミが取り除かれたのです。
混雑した通常の登山シーズンでは難しいことも、パンデミックによって静かな今なら可能となったとのこと。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●きちんと自分のゴミは持ち帰るべき。訪問できる特権を与えられたことに感謝して、全登山者が少し持ち帰るだけでずっと良くなる。
↑登山の許可には掃除の費用も含まれてなかったっけ?
もちろんその意見には100%同意だけどね。
↑費用が4万5000ドル(約500万円)くらいなので払ってると想像する。
もちろんきれいにゴミを持ち帰ることに賛成だが、いくつかは緊急性があって放置されたもので、やむを得ず連れて帰れなかった遺体も含む。
↑それは全てのエベレスト登頂が生死にかかわる前提だけど、各登山家が救助される必要はなく、彼らはキャンプを放置しなくても良い。
ゴミ袋以外の何もいらないが、彼らは金持ちで甘やかされているんだ。死体が放置されているのは理由が明らかだけど、実際のゴミは食事の包みや壊れた用具がたくさんある。
↑完全に気持ちがわかるけど、残念ながら多くの登山者はトレーニング上限のぎりぎりで登っている。下山中に数kgを余分に運び続けることで死者が増える。
2019年だけでも6人が下山中に亡くなった。統計的には数kgを余分に運ばないことで死のリスクを減らす。
生死の問題なので、あまり良い解決法はない。それと大きな収入になるのでネパールは観光客を禁止したがらない。
●地球をこんな風に扱われるのは悲しいな。彼らは遺体も回収したのだろうか。
↑多分してないね。多くの遺体はウェイポイント(地点情報)に使われており、取り除くと登山を難しくする。
↑そして多くの登山家が、自分をウェイポイントとして置き去りにしてほしいと遺言を残している。
↑BBCにウェイポイントの図がある。
(Death in the clouds: The problem with Everest’s 200+ bodies - BBC Future)
↑図を見るとベースキャンプに着く前に亡くなった人もいるのか。クレイジー。
●山にゴミを置くのはやめるべき。
↑どこでもゴミを残すのはやめるべき。
●持って帰れないとかくそったれだ。リッチなくそ野郎たちが、いつも自然を台無しにするんだ。
●ゴミを拾うためだけにエベレストに登頂する、ハードコア登山を想像してみよう。
●観光全体がすべてを台無しにしている。山も海もだ。みんな家にいよう。
↑ネパール人だけど、もし観光客が家にいたらネパール経済は崩壊する。なので我々に選択はないんだ。
経済とのバランスや命との兼ね合いもあって難しい問題ですが、ゴミを減らす意識は持ってほしいですね。