「視聴者数やレビュー評価を不正に増やす『クリックファーム』業者の実態がこの写真…」海外の反応
不自然な動画の再生数、アプリのダウンロードランキング、通販やお店のレビューなど、悪徳業者が不正に操作・水増しをしているのでないかと噂になることがあります。
「クリックファーム」と呼ばれる業者の不正現場と思わしき写真が、中国のSNSで出回ったことがあります。
A click farm in Asia, OpenClipart-Vectors - Pixabay
Click farms 3 years ago. Presumably a lot more AI driven and sophisticated now. rotating 350,000 SIM cards between 500 phones sounds fiddlyhttps://t.co/rPtRAKyo3p
— Oliver Marks (@olivermarks) April 1, 2021
こちらは以前、中国で出回った業者とみられる写真。
真偽のほどは不明ですが、スマホショップのように並べられたスマホを操作して、レビューやアカウント数の操作や水増しを図っている現場ではないかと疑われています。
この手の業者に対価を支払うことで、広告をクリックしたり、視聴者数やアプリのランキングを上げたり、フォロワーや「いいね」を増やしたり、レビュー評価を上げたり、(競合他社)の評判を落としたりを、任意で出来るとも言われています。
クリックファームと呼ばれ、低賃金の雇用で激増しているのだとか。
(Eye-Opening Photos and Video Taken Inside Illegal Click Farms)
サービス提供側も対策はしているものの、業者もどんどん巧妙になっていますね。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●最初はエイプリルフールの投稿だと思ったが、まじめなニュース記事だった。他にも写真がたくさんあるね。記事には1万個以上のスマホがあると書いてある。
↑彼らのしていることは、ある程度は倫理的ではない気がするが、犯罪者として起訴されるのは筋違いとも思う。
民事なら理解はできるが刑事犯罪? きっと違反している法律があると推測するが、それが何かわからない。
↑詐欺罪だよ、広告費用を払っている人に対するね。ただ従業員が起訴されるべきではないと思うけどね。これを組織した人だけでいいと思う。
●ゲームのストアで、たったひと言のレビューがたくさんある理由はこれか。
↑★★★★★
すばらしいコメント!!!!
↑「製品は良いですが紫を注文しました。紫は好きではありません」
↑アマゾンのスプレー缶で、まんまそのコメントを見たことがある。
●この手の工作は、もっとハイテクにやっていると思っていた……アルゴリズムとかボットとか使ってね。
↑両方とも存在するよ。複雑な対策をされてるかどうかによるしね。
この女性のように人間がアナログでやると、運営側がボットを使って痕跡をたぐるのが難しくなる。タイミングは自然、ブラウザはリアル、画素数もリアル……。
↑国によってはアルゴリズムを作って走らせるほうが、同じ仕事をさせても人件費より高くつくことがある。
●絶対にこの人がFacebook広告をクリックすることで、自分のビジネス投稿の費用を押し上げている。1500件もインプレッション(表示された回数)があるのに一人の客もいない。
↑同意するが、これを見て感じるのは、いったい誰がこれを雇っているんだ?
その答を知っているが信じたくない……。
↑これを見て、広告を出してるのに売り上げがないことに不満を感じるのもわかるが、ちょっと勘違いしてると思う。
広告を出す仕事をしているけど、インプレッションは誰かが見ただけでクリックしたわけではない。それはまた別の統計。
Facebookで広告マネジャーを使ってみるといい。いろいろなツールがあるよ。
●写真の女性はたくさん稼いでいるわけではなく、さらにスマホも安く手に入れていると思う。だがこの構想が利益になる理由は……わからないな。
インターネットがいかに広告ベースの経済なのかを物語っている。
●Webサイトの認証に使われているCapchaも、いまは激しいバトルになっていて、利用者側とサービス提供側の両サイドが驚くレベルにまで達している。
例えばGoogleは全体に「ロボットではない」のチェックボックスの中に、バーチャルマシーンを置いてユーザーの行動を解析しているが、スパマーはそれを出し抜くためのAIを雇っている。
スパマーは最終的にボットのような動きをしないのは本物の人間が一番だと発見し、そして安い労働者も見つけたんだ。
↑スマホを車に100台くらい積んで、Googleマップが渋滞と感じるまで、うちの道路の前を行ったり来たりして欲しい。そうしたら誰も通らなくなる。
●きっと彼女はAmazonのレビューをしているんだな。
↑「その商品を持っていないのでわかりません」と答えているんだ。
●なんかめっちゃ悲しい。
この手の不正はいたちごっこが常ですが、減らせる画期的なアイデアを期待したいところです。