「北極星は太陽の4000倍明るいって、いったいどれだけ離れているの?」
北極星は2等星で、特別明るい星ではありません。(最も明るい1等星のシリウスは、北極星の24倍明るい)
太陽の明るさとは比較になりませんが、それはあくまで地球上から見たときの話。 実際は太陽の4000倍も明るい恒星です。
逆に言えば、それだけ遠く離れているわけです。
the north star is 4000 times brighter than our sun. : Reddit, dom1706 - Pixabay
太陽を裸眼で見たら目が潰れてしまいますが、北極星のまぶしさはその4000倍。
地球から見ると、そこそこ止まりの明るさなのは434光年も遠くにあるため。
現在の北極星の光は西暦1587年頃に発したもので、434年も宇宙を旅して地球に到達したものです。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●太陽光が地球に8分で到着することを思うと、畏怖の念しかない。
↑何百万と輝く満天の星々は何十億光年も離れており、その光が地球に到達したときにはすでに燃え尽きたり、爆発したりしている。
↑140億光年も離れている星について興味がある。
●最も太陽に近い恒星はプロキシマ・ケンタウリ。その光が到達するまでに4年。
人間の作った最も遠くにあるボイジャー1号が、真っ直ぐプロキシマ・ケンタウリへ向かったとしたら7万年以上かかる。
↑自分は行くのをやめておくよ。
●人間の最もすごいところは、石器時代には全く理解できなかったことを、なんとか概念化して理解できるようになったこと。
プロキシマ・ケンタウリは太陽系に最も近い恒星で、40,208,000,000,000 km離れていると言いたい。
●1580年代が440年前だって? 高校を卒業した1581年がついこの間のように感じるけど、そりゃ歳をとるわけだよ。
↑それは1580年代を過ごした世代だけが実感できることだね。
●北斗の拳の強さがわかった。
↑"You Wa Shock!"
Hokuto No Ken Jap Opening. You Wa Shock - YouTube
●面白トリビア:星に作られたフォトン(光子)は、飛び出す前に何千年も星の中に閉じ込められている。だから光はそれよりもずっとずっと古い存在。
●北極星は最も明るい星だと思われがちで、大勢が勘違いしている。
全くそうではなく、他(明るい一等星)と比べると小さくて薄暗い。注目される理由は明るさではなく、ほとんど動かないからである。
●1587年はエリザベス1世が女王のときで、スコットランドの女王メアリーが処刑された年。
●宇宙は怖いところだな。
1587年は日本では豊臣秀吉が九州を平定した年、天下統一は1590年。そう考えると感慨深いですね。