「2005年にみんなでパソコンを繋いだ思い出…」当時の大規模LANパーティの光景
インターネット環境が今ほど充実してなかった時代は、パソコンを持ち寄って同じLANに接続してゲームなどをする「LANパーティ」が人気でした。
2005年にスペインで撮影された、大規模イベントの写真が懐かしいと話題を集めていました。
giant lan party many people gathered on computer shirtless men for some reason pic.twitter.com/o1d4Lp4mCN
— reactions (@reactjpg) October 4, 2020
スペイン・バレンシアの大学キャンパスで開催された、数百人規模のLANパーティ。1週間続いたそうです。
デスクトップPC本体だけでも重いのに、この時代はCRT(ブラウン管)まで持ち込んでる気合の入りよう。
PCと人の熱気で上半身裸の人でいっぱいですね。
参加したことのある人は懐かしいとノスタルジックに浸っていました。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●シャツ vs 肌色 = LANパーティ?
↑その量の肉体とPCがそれだけ密集したら、どれだけ蒸し暑いか想像つく。
●それでブレーカーが落ちないのが驚きである。
↑2000年代初期のビデオカードは「GeForce 3」(※2001年発売)あたり。
大学のホールで開催されたLANパーティはラウンドハウスと呼ばれ、参加者400人全員が楽しんでいた。
のどが渇いた友人がコーラの自販機まで行くと電源が切れてる! 抜けたコンセントを手繰って電源を入れると突然の沈黙と暗闇。
緊急照明がつき、友人のせいだと400人がゆっくりと気づき始める。友人も同じく気づいて部屋のムードが驚きから怒りに変わりつつある中、友人はどんな選択肢があるかを熟考した。
彼が選んだのは「逃げる」だった。20代後半で毛がぼさぼさで疲れたぽっちゃり男が必死で、ホール中の怒ったオタクたちから逃げる姿を忘れはしない。
電源が復帰してみんながゲームに夢中になった20分後に、こっそり席に戻っていた。
ちなみに彼はコーラをゲット出来なかった。
●なぜそんなに大勢の男がシャツを脱いでいるんだ?
↑室内で多くのPC、特にCRT(ブラウン管)からの熱はサウナのようだと思う。
↑小さなLANパーティでもヒートボックスになっていたよ。きっとここは火山レベル。
●この写真はスペインで撮られたのだと思う。それがバレンシアかバラカルドかはわからないけど。
(追記)バレンシアだった。
(Campus Party: Valencia, capital de la tecnologia | Love Valencia)
↑記事がその写真をよく説明しているよ。
↑動けないレベルの肥満が少ないので、アメリカではないことがわかる。
●同じ男が5人はいる。
↑はははは。なぜシャツを着ていない男が同じに見えるのか気になる。
↑これはマトリックスなんだ。
↑そこの熱を考えろ。オレだってそんな風になる。
●バカにしてる人もいるけど、LANパーティは絶対的に楽しいひとときだったよ。
当時、友人たちとコミュニケーションを取る最高の方法だった。1人で部屋に座ってマイクとヘッドセットとは比較にならない。
ゲームの合間にはファイル交換やCDRを焼いたり、自作PCを組んだり、今までに経験したことのない経験だったよ。
↑その通り。楽しみの半分は新しいクールなゲーム、音楽、映画をゲットすることで、楽しくて良い思い出。
●自分はひとつも参加しなかったことに嫉妬してる。こんな大規模のものが存在していたことさえ知らなかった。
自分が呼ぶLANパーティは、6人くらいの男がノートパソコンをごちゃごちゃテーブルに持ってきて、"Duke Nukem"をプレイすることだった。デスクトップPC一式をこんな風に移動させたことはなかった……。
●コンパックだらけだな。
(※2002年にHPと合併したPC企業)
●ああ、写真からにおいが……。CPUのオーバーヒートと10代の汗のにおいは想像もつかない。
↑自分は音が聴こえる。ファンの風切り音とかね。めちゃくちゃ楽しそう!
今のネット環境は圧倒的に恵まれてますが、みんなで持ち寄って遊ぶのも代えがたい体験だったとのことです。