「よく見る世界地図と地球儀の地図、重ねあわせるとこうなるのか…」想像以上に違う面積の違い
北極や南極に近づくほど、実際の面積よりも大きく表示されてしまう欠点があるのは、よく知られているところ。
どれくらいのズレがあるのかひと目でわかる、正しい面積の陸地と重ねて表示した世界地図が、ネット上で話題を集めていました。
World Mercator map projection with true country size and shape added : Reddit
Showing the Mercator Map Projection with the true size and shape of the country overlaid#dataviz #maps #gis #mapping pic.twitter.com/Gqr1Dd8YrM
— Neil Kaye (@neilrkaye) August 14, 2019
薄い水色がメルカトル図法の地図。
そして濃い部分が、地球儀で見るのと同じ、正しいサイズと形の陸地です。
ロシアやグリーンランドのサイズの違いはわかりやすいですが、南極は形からして違いますね。
ちなみにメルカトル図法のメリットの1つは航路がわかりやすいこと。(緯線と経線が直交しているので2つの地点の緯度・経度を比較しやすいため)
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●みんな地球儀を持って来てじっくり見る必要があると思う。あるいはGoogle Earthで遊ぶといい。
↑メルカトルはサイズや形を判断するものではないからね。それはわざと両方をゆがませている。メルカトルにもすばらしい面があるが目的が異なる。
↑これは生徒と何度も使ったすばらしいツールだよ。
(The True Size Of ...)
↑そのWEBサイトは本当にオススメ。
国をドラッグして他の国の上にドロップして本当のサイズを比べることが出来る。例えばグリーンランドはメルカトルの地図上ではとても大きい。赤道から遠ざかるほどに国が大きく見える。
↑そのゆがみを考えても、グリーンランドは世界で最も大きな島である。
●バフィン島は5番目に大きな大陸じゃないのか? なんてこった。
●グリーンランドはメルカトル図法で見るほど大きくはないと知っていたが、なぜかロシアは別だと勘違いしていた。
↑ロシアはそれでも大きい。例えば表面積は冥王星と同じくらい。
↑それでも世界で一番大きな国だよ。ただしメルカトルで見えるように、アフリカの2倍ではない。
●これはクレイジーだ。メルカトル図法がゆがんでいることは知っていたが、ここまでひどいゆがみがあるとは気付いてなかった。これからメルカトル図法を同じように見られるかわからない。共有ありがとう。
●アメリカ市民として、テレコムが光ファイバーを引くにはアメリカ大陸が大きすぎるってのは、ひどい大嘘だったんだな。
●理解できず最も苦労するところは、地球儀で球体の世界を見ても、正しいグリーンランドのサイズが把握できない。なぜだろう? メルカトルと同じくらいに感じてしまう。
北ヨーロッパや中国も少し痩せる感じですが、日本はほとんど変わりありませんね。