2021年09月07日 19:35

「大きなレンズと太陽光で溶岩石を熱してみたら…溶けた!」

 

大きなレンズで石ををまた溶岩に
噴火した溶岩が冷えて固まるとゴツゴツとした溶岩石になりますが、太陽光とレンズを使用して真っ赤なドロドロした溶岩に戻すことは可能なのでしょうか。

実験をして確かめた人がいました。

Turning a rock into lava from this huge lens : Reddit, orcrist - Pixabay

Turning a rock into lava from this huge lens

レンズで太陽光を一点にフォーカスさせて熱を発生。

しばらくすると……。

小さなくぼみができ、真っ赤でドロドロの溶岩になってる!

巨大レンズを使用しているとは言え、この程度の装置でマグマに戻すことが可能なのですね。

海外掲示板のコメントをご紹介します。

●NASAは、これを月面で可能か考慮している。
・鏡を利用してレゴリス(岩石の表面をおおう軟らかい堆積層の総称)を溶かし、溶岩の上にメタン通す。
・そこから酸素を取り出し、CH4(炭化水素)をCO2(二酸化炭素)とH2(水素分子)に変える。
・サバティエ反応装置を使って、CO2(二酸化炭素)とH2(水素分子)をまたメタンに戻し、酸素は呼吸のためかロケットの推進剤にする。

↑わかったよ。息をするために月を溶かすんだな。理解した。

↑それと粉塵は月の環境の最悪なところ。もしレゴリスを溶かしてレンガやタールマック(舗装)に使えるなら一石二鳥だ。利用できる気体の確保と、舗装してほこりを減らせる。

●その溶岩石がどのタイプかわかる? 溶けかたがとてもメタリックなので。

↑間違いなく科学的な名前があると思うが、これは溶岩だよ。
地元周辺にはたくさんある。本質的にマグマの冷えたもので石のように重く、軽石のように軽くはない。

↑玄武岩の一種だろうね。
ほとんどの鉱物がそうであるように、圧力や温度によって冷めたり固まったりして様々な火成岩が形成される。
動画のような小胞性の玄武岩は溶岩として一般的なもの。ゆっくり冷めることで微粒子が水晶のような構成になる。
溶岩の流れが活発なときは気泡が混ざって動画のような手触りになる。
玄武岩が気圧や温度によって速く冷めると、微粒子に結晶化する時間を与えないのでガラスのようになる。それを黒曜石と呼ぶ。

↑玄武岩。
玄武岩 - Wikipedia

●他の石より融点は低いのだろうか。

●なぜその巨大なレンズを見せないんだ?

↑おそらく古いテレビのフレネルレンズ。

↑テレビのレンズで溶岩石を溶かしている動画。

Solar heat ray lens from TV melts rock into lava then glass - YouTube

●疑問なのは、なぜどの国も衛星軌道上に大きな鏡を配置して武器にしないのだろう。ちょっと待って、誰か玄関を叩いている、すぐに戻るよ。

↑アルキメデスの伝説がある:紀元前212年にローマ艦隊の攻撃からシラクサを守るために「燃えるガラス」を使ったというもの。

↑その武器はジェームス・ボンドでなかった?

●指を漬けて、そのソースを味見しよう。

●これはクール、いやホット、だがとてもクール。


溶岩の融点は組成にもよりますが、1000〜1200度くらいが多いとのことですを。

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