「たった3年ですさまじい変化…」インドの家庭用トイレの普及度 2014年 vs 2017年
トイレの整備が遅れていたインドでは、2014年(人口13億人)の時点で国民の半数近くがトイレなしの生活を送っていました。
しかしながら近年は「清潔なインド」を標榜し、急ピッチでその数が増加しています。
2014年と2017年を比較した、家庭用トイレの普及度を示した地図をご覧ください。
Percentage of indians with toilet 2014 vs 2017 : Reddit
Change In Percentage Of Indian Households with Toilets From 2014 to 2017 - https://t.co/LSbXjcYuaD pic.twitter.com/qACDUFkFj9
— Brilliant Maps (@BrilliantMaps) February 1, 2018
トイレが使える家庭環境のパーセンテージを示した地図。
左:2014年 右:2017年
たった3年でこんなに急激に普及が進むとは驚きです。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●なんてこった。オリッサ州は2014年に11.53%だったのか。
↑オリッサ州は最も貧困率が高くて2017年も44.99%だよ。
●わずか3年だなんて驚きだよ。
↑ウッタル・プラデーシュ州やビハール州など、まだ大きな改善の余地があるけど、これはすばらしいね。この4年で改善されていることを望むよ。
↑そのときからの改善もあるとは思うが、少し疑問を感じる。
37%から100%になっている地域あるけど、ちょっと信じがたい。
↑少し誤解もある。
これはトイレにアクセス可能な世帯とすべきで、各家庭に1つのトイレが備え付けられたわけではない。それも数字はかなり膨らませすぎで、みんなが考えている下水のある水洗トイレではない。
↑屋外トイレで水で流せるものではないね。逆に言えば、2014年には89%の人が外の地面で用を足していた州があるということ。
●以前、インドで屋内トイレを設置する動きがあるという記事を読んだ。
高齢者や地方在住者向けに、屋内トイレは本質的に屋外トイレより清潔だと説得する大規模なPRキャンペーンが行われた。抵抗を感じる気持ちもわかるしね。
↑曾祖父はトイレが屋内にある概念を理解するのに苦労したらしい。屋外の非常に不衛生なものしか知らないからね。
なぜそんなものを寝食に使う屋内に持ちこむのか理解できなかったようだ。
↑今どきの子供たちはグレート・ブリテンの本を読まないのかな。初めてトイレを屋内に設置した人々のことが書かれている。近隣の人々も臭うからと怖がった。アメリカだってそう昔のことではない。
●ボリウッド映画で、トイレについて真面目に描写した作品がある。
インドでは野原で用を足すのが文化と伝統であり、裕福な人々でも屋内トイレを持たない。
あるとき裕福で学歴の高い妻が、村人や義父母にトイレは良いものだと提案した。だが義父は聞く耳を持たずエスカレートして村の争いや、離婚、政府のトイレ設置にまで発展する。
映画の名前は「トイレ:ラブストーリー」。
↑メッセージは真面目だが、映画は風刺コメディだね。
●それは巨大な一歩だね。マット・デイモンに聞いてごらん。トイレは他のどの発明より人の命を救っているよ。
↑水とゴミの管理が文明の土台だよ。
●つまり3年で約5億人分のトイレができたってことだ。
●何があったんだ? それは3年ではすごい進歩だ。
↑国家が日常のオープンな場所で排泄する文化に終止符を打つことを優先した。
2017年から4年経った現在は、もっと普及率が上がっているのでしょうね。