2021年11月04日 13:02

「治療どころか診察も受けてないのに高額請求された!」アメリカで7時間待たされた患者の叫び

 

アメリカの医療費、治療を受けられなくても高かった
アメリカの医療費が高額なのはもはや当たり前のことであり、ただ治療費が高いくらいでは話題になることも減りましたが、「治療を受けなくても高い!」とニュースになっていました。

待合室で7時間も待ちぼうけの患者が診察すら受けずに帰宅したところ、それでも高額な請求が届いたそうです。

Woman billed $700 after sitting in ER waiting room for 7 hours, leaving without treatment : Reddit

現地紙のFOX5によると、女性は救急外来の待合室で、7時間座っていただけでした。
治療を受けずに帰ったところ、後に約700ドル(約8万円)の請求書が届いたのです。

頭部外傷の治療が目的だった女性は、一度も名前を呼ばれず7時間も待ちぼうけだったことから、痺れを切らして帰宅したとのこと。

2週間後に請求書が届き、驚いて確認の電話をしたところ、「治療を受けなくても救急に入ったら請求されるルール」だと言われたそうです。

治療どころか診察すらゼロでも高額請求されることに、アメリカの医療システムの恐ろしさが伺えます。

海外掲示板のコメントをご紹介します。

●もう次は「病院に行くことを考えた」という理由で請求書が届くことだろう。

↑それはヘルスケア・プレミアムと呼ばれる。

●同じことが私たち夫婦にも起きた。
交通事故に遭い、私は大丈夫だと感じたけれど夫は腰に痛みがあった。1時間くらい待っも誰も来なかったし何も起きなかった。
さらに1時間して夫ではなく私の名前が呼ばれ「具合はどうですか」と尋ねられた。医師はもうすぐ来ると伝えられ、さらに1時間待たされた。
夫から「待合室のイスに座っているのがつらいから帰る」とメールが届いた。まだ診てもらってない私もいっしょに帰ろうとしたら、医師が廊下で「立ち去ることは強く反対するとアドバイスします」と言われたけどその場を去った。
そして数週間後、1400ドル(約16万円)の請求書が届いた。私に「具合はどうですか」と尋ねただけにである……そのとき感じた怒りを説明できない。

↑うちの息子も救急に行き、医師が入ってきて彼を見て「縫う必要もないので請求もない」と言った。そのまま出ていった。
1か月後に600ドル(約7万円)の請求が届いた。どのサービス費用かの説明もなかった。病院は笑って支払いなさいと言ってきたが支払わなかった。
4年経って、先月ようやく取り消された。

●彼女はトリアージ(患者の治療優先順序を重症度に応じて決めること)さえされていない。請求が「設備料金」になっているけど、それはヘルスケア詐欺と呼ぶべきものだね。
彼女ができる最良の方法はマスコミに訴えること。それが地元の政治家を焚きつけることになる。

●彼女をトリアージせずに支払いと保険情報をとったなら、Emergency Medical Treatment and Active Labor Act(EMTALA)に違反しているので、無視するといい。

●この夏に同じことが妻にも起きた。
気分がすぐれず血圧がとても高かったので病院に行った。色々計測されて待合室で待つように言われた。8時間しても呼ばれず、彼女も気分がましになったので去った。
1週間後に750ドル(約8万6000円)の請求が届いた。

↑全く驚かないね。全病院が過剰請求している。
アメリカの一般的なヘルスケアは巨大な詐欺である。うちの妻はただの外来患者で、前もって500ドルを払い、それ以外は何も支払わなかった。加入した保険と病院で、そういう契約になっていた。
手術は何の問題もなかったが、病院は保険会社に4万ドル(約460万円)の請求をした。
最後は和解したが3100ドルは今もお互い譲ってない未払い金が発生した。それで我々に請求しようとしたが、前払い契約があったので私達が払うのはありえない。

●おかしいな。他の医療が無料の国は、長い列を待たなければいけないと聞いたのにな。
(※アメリカは高額だけど病院で待たされる国よりマシという主張があるのに対して)

●アメリカの病院は待つだけで1時間100ドルも請求するの? 異常だろう?

●アメリカのヘルスケアはすごく早くて優秀って話じゃなかったのか。社会主義的な医療システムだと待ち時間が7時間になって、利用する前に患者が去るって批判を聞いたのだが。


同様の経験を語る意見が多く、アメリカでは日常的に診察なしでも高額を請求されるケースが増えているようです。

関連記事

 
Twitter facebook はてブ コメント ご意見
 
コメント欄を表示する(6)
最新記事

スポンサードリンク
以前の記事


らばQは、世界中から役立つ・面白いニュースの話題をお届けするブログサイトです。