「アメリカの新学期セールのパロディ動画がつらい…」笑えないブラックジョーク
アメリカの学校は9月から新年度が始まります。
夏休みも終盤になると、店が学校生活に必要な物をそろえるための「学校に戻ろう」"Back to school"セールを始めます。
その題材をパロディにした動画が、あまりにもブラックジョーク過ぎると海外掲示板で話題を集めていました。
All the back to school essentials : Reddit, AzamKamolov - Pixabay
Back-To-School Essentials | Sandy Hook Promise - YouTube
(※設定ボタン>字幕 から 日本語字幕に変更可)
最初の男の子は「便利なリュック」の紹介。
次の女の子は「カラフルなバインダー」の紹介。
その次は「ヘッドフォンが勉強のときに便利」と紹介。
するとその次は、なぜか廊下を走ってくる男の子。
「新しいスニーカーは新しい年に必要なもの」
遠くでは何やら騒がしい音や悲鳴が聞こえます。
その後もジャケットやスケートボードなどが便利だと紹介されていますが、どうも学校が襲撃されている様子……。
「ハサミや色鉛筆は美術で便利……」
「靴下は命を助けることもある……」
「母親と連絡が撮れるスマホ……」
どれもこれも学校で必要なものですが、銃問題が多発するアメリカでは、意味合いが変わるという皮肉。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●アメリカ人ではないけど……アメリカよ、その状況をなんとかしなさい。これはあまりに不穏。
↑教育システムは壊れ、学校はいじめが起きても何もしない。誰かが追いつめられると永遠の解決策を取る。精神の健康も、地元の機関はまともに取り組んでいない。
↑解決したいが、みんな銃が大好きだからね。
↑アメリカ人だが100%が同意する。
●自分はめちゃくちゃな国のパキスタン人だけど、こんなひどいことはここでも起こらない。
●おーまいがっ、最後の少女はとても縁起がうまい。泣ける。
↑親であることを想像してみよう。毎日そんな心配をすることも。自分はアメリカからカナダに引っ越すので良かった。
↑1度目はミスって、2度目にドアが開く音が聞こえる。
●これはアメリカの現実でパロディではない。銃問題に取り組まない限りね。自由の国へようこそ。
↑絶対に取り組むことはない。
幼稚園のクラス全員が犠牲になっても何も変わらなかった、何も変わらない……。
変えたがらない人々は、校長がボリュームいっぱいの放送で、これは現実だから施錠しろと言う状況を理解していない。
ランチ前の歴史の授業で、帰宅できるかかわからなくなることも理解しない。
大切な人に二度と会えるかわからない気持ちも理解しない。
暗い教室で静かに泣いて帰宅できるように祈る事も理解しない。
こうしたことは彼らにとって現実ではないんだ。
その年齢で、ロックダウン、爆弾の脅威、学校の銃撃事件を体験しない限りは、あまりに遠い出来事なんだ。
●保守派「学校の役立たない供給品より銃を与えたら、こんな問題は起こらない」
↑それで警官がやってきて、銃を持つ子供を殺すんだ。
↑悲しいことに、そのジョークはほとんど現実に起きたことと変わらない。彼らの解決法は「先生の銃所持を許可する」だったよ。
●サンディフック小学校銃乱射事件のツイートは忘れられない。
子供たちが殺されてもいいとアメリカが決断したら、銃の議論は終わった。
(サンディフック小学校銃乱射事件 - Wikipedia)
↑その一方で、中絶を違法にすることに一生懸命になっている。本当に理解できない国だ。
●ここで学校という言葉を見るたびに、心がサバイバルモードになっていることがイヤ。
●動画の予想はできたけど、こんなに悲しくなるとは思っていなかった。
●偉大なアメリカ。
●手に入る銃が少なければ、それが使われる機会も減る。それほど難しいサイエンスじゃないのにな。
パロディとして笑える日が来てほしいものです。