パブの本場アイルランドで人気の「クリスマスの12パブ」とは…お酒好きの変わった飲み方
パブの本場であるアイルランドでは、クリスマスになるとちょっと面白い飲み方をするそうです。
コロナ禍では難しくなっていますが、グループで12のパブを巡る「クリスマスの12パブ」"12 pubs of Christmas"と呼ばれているもの。
TIL: In Ireland there is a popular tradition known as The 12 pubs of Christmas : Reddit
グループでクリスマスの格好をして12のパブを巡ります。
要はコスプレをしながら「はしご酒」をするもので、各パブを訪れてはルールに従ってビールを飲み、次のパブへ移動するクリスマスイベント。
ローカルルールの違いはあるようですが、例を挙げると次のような細かいルールがあります。
「クリスマスの12パブ」
1番目のパブ:右手で飲んではいけない
2番目のパブ:人を指差してはいけない
3番目のパブ:誰ともしゃべってはいけない
4番目のパブ:座ったり休んだりもたれてはいけない
5番目のパブ:トイレに行ってはいけない
各パブの滞在時間は30分ほどで、だんだん酔っ払って6〜7店目でつぶれ、12番目のパブまでたどりつくことはほとんどないそうです。
ルール破った人には罰ゲーム(一気飲みなど)があるそうで、健康的にはあまり良いとは言えないようです。
コロナ禍が収束して、もう少し健全な日本人向きのルールに改変すると、面白いイベントになりえるかもですね。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●この「12パブ」はダブリンの多くのパブで禁止されたよ(たいてい大きなグループでクリスマステーマの服を着ている)。トラブルが多く、入り口で断られることも多い。
↑納得だよ。かなりトラブルなのに1ドリンクだけなので稼げない。
↑でも20人くらいがたった20分くらいで出て行くんだぞ。自分がやったときはパブ8番目で止まり、ずっとそこにいた。
だんだん次のパブへ流れることに飽きて来るんだ。8パブくらい行ったあと、気に入ったパブに落ち着く。
↑自分は5〜6店目でつぶれた。
↑まるでサンタコンみたいだな。ニューヨークはそのイベントにうんざりしている。サンタの格好をして朝の10時まで酔っ払うので、多くのバーではそのグループをお断りする貼り紙がある。
↑えっと、1日中飲むなら朝から飲まないと。
↑2年くらい前に見たよ。あんな大勢のアメリカ人が昼間から酔っ払っているのを見たことがなかった。初めて見た昼間から酔っ払っているアメリカ人だった。
●スウェーデンで学生をしていたとき、これをいつもやっていたよ。
常に違うルールでね。「ここでは自分のドリンクを買ってはいけない」「他の人をファーストネームで呼んではいけない」「同じ性別の人の隣に座ってはいけない」など。
クリスマスだけではなかった。
↑どうやってルールを守らせるんだ?
↑子供にルールを守らせるのと同じ方法だよ。ルールを守らないと公共で恥をかかせる罰ゲーム。
↑それと最後まで全ルールを守れた人には賞品もあった。守れないとたくさん飲み代を出すことになる。
●「ワールズ・エンド〜酔っ払いが世界を救う〜」とても良い映画だよ。
●オンタリオ(カナダ)でも「12バー」があり、学生が12のバーで飲もうとしてだいたい途中であきらめるか9店目でつぶれる。
●掲示板の他のアイルランド人に質問、この風習は本当にあるの?
実際はニッチなコミュニティで、局地的な人しかしてない場合もあるので。
↑あるよ。友人と毎年やってる。
ただし、これに参加するのは若者中心でトラブルになりやすい。あとアイルランドだけの伝統ではなく、他国でもやっていると思う。
●いわゆる、はしご酒だね。アメリカでやっているかわからないが、人口密度の高いパブじゃないと次から次へ行けない。
↑そこそこの都市サイズならアメリカでも、そこら中でやっているよ。自分が行ったところはチャリティイベントとしてやっていた。
↑でもなぜ? スウェーデンで12パブをひと晩でやると破産しそうになる。
↑地元の学生街だと水曜日は1ドリンクが1ドル(約114円)になる。
12ドルあれば12ドリンク飲める。質の高いドリンクはないし、ビールはたいていクアーズだけどね。
酔っ払い集団なのでマナーなどの懸念はありそうですが、かなり広範囲の地域で似たようなことをやっているとのことです。