カナダの大臣「外国投資家の住宅購入を禁止にすべき!」その理由は…
カナダの住宅市場は、不動産価格も家賃も高騰している危機的な状況です。
原因のひとつに、実際に住んでいない投資家たちが住宅を抱え込んでいることが挙げられ、「一時的に海外投資家の住宅購入を禁止すべきだ」と住宅建設大臣が提案する事態となっています。
Canada should temporarily ban foreign home buyers, rezone cities - housing minister : Reddit
住宅はカナダ人が住むためのものですが、都市部ではその数が足りていません。
バンクーバーでは2019年の時点で非居住者の所有率が4.3%に達しており、新築物件ほど相場が上がるのを待って投資家が売り控えをしています。
投機の対象になったことで高騰が止まらず、家賃が高額で住めない人が増えているのです。
2021年だけで平均価格が25%も上昇したことを受けて、トルドー首相はこの問題に取り組むことを公約したものの、まだ具体的な施策は明らかにはなっていません。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●本当にオーストラリアもネガティブ・ギアリング(不動産投資物件に掛かる経費を節税できる)を取り除いて欲しい。なぜ自分の税金が誰かの12番目の不動産のために支払われるのかわからない。
↑そもそも、なぜ海外在住者の所有が必要なんだ。
●もはや住宅市場の主な目的は、住宅を供給することではなく、相場師や株主に大きな利益を与えることになっている。
●数年ほど海外に住んでいるが、今週トロントに住む友人を訪ねた。
トロントで家を買った理由が1〜2年待ってから売るためだと言う人が異常なほど多かった。そしてその誰も住む気はない。
●他国から来た人が、家のような高額物件を購入をするときは、そこの国の移民ステータスを取り扱うべきだと思う。
その国の居住者として適当なビザ(査証)が必要になればいい。個人的に誰が家を買ってもいいと思うが、他国から来たらそこに住むべきである。投資のポートフォリオであるべきではない。
↑多くの国はそれをしている。カナダがそれをしていないことに驚き。
●カナダの不動産&住宅事情は見直されるべき。全員が今の状況が狂っていることを知っている。働き者の庶民が家を買う夢が見られない。
不動産業者は古いシステムの利点を利用した捕食者だ。裕福な歴史のある国として恥ずかしいことだよ。
↑そうだよ、自分が買えるのはトレーラーだけだ。それでさえかつかつである。
●企業の所有も禁止しないとね。でなければ何もならない。
●「すべき」ばかり聞いてきたけど、うんざりだ。とにかくすぐにやってしまえ。トークはもういい。とにかくやれ。
↑オーストラリアも同じことをしてほしい。
●アメリカもそうしないといけないね。
●企業はファミリーホームを買うことを許可されるべきではない。それぐらい単純な話。
●15年遅すぎる。
●海外投資家に自国の住宅市場を許可するのは明らかにひどいアイデア。欲深いディベロッパーが得をするだけ。
●それはたくさんのアメリカの裕福層を怒らせるな。
●個人が買える不動産の数の制限をすべき。禁止するのではなく追加の不動産について税金を増加させる。
↑それは家賃が上がるだけだろう。
●居住していない人(外国人)が4.5%に対して、企業の所有が31%(オンタリオ州)である。スケープゴートについて話そう。
一部の裕福層だけが得をする構図は、どうにかしてほしいところです。