「よく勘違いされている、下手したら死にかねないサバイバル知識は何がある?」回答いろいろ
いざというときには命を助けてくれるサバイバル知識ですが、間違って伝わっている俗説も少なくありません。
「よく勘違いされている、間違った死ぬ可能性もあるサバイバルの俗説は何ですか?」
この質問に対する、海外掲示板のコメントをご紹介します。
What is a survival myth that is completely wrong and could get you killed? : Reddit
●「溺れている人が叫んで助けを呼んだり、誰かの気を引くためのジェスチャーをする」
浮こうとすることと息継ぎをすることで精いっぱい。叫ぶのを期待してはいけない!
↑それはケガ&トラウマも同じ。
大ケガをしたら大声で叫べない。たいていショックを起こしているか気を失いつつあるか。大きな事故現場に遭遇して助ける余裕があるときは、静かな人を探すとよい。
↑子供の頃に、溺れて叫ぼうとした。でも長く浮かんでられず、肺から音が出なかった。
●「ワニからはジグザグに逃げろ」
ワニは曲がれる。だが突進距離は短いので、できるだけ速く走って逃げるといい。
●「クマは丘を走って下れない」
出来る上に、簡単に追いつかれる。
↑クマはシャレにならない恐ろしさだよ。
まるでジャンキーが覚醒剤を打ったかのように、走り、登り、泳げる。
さらに簡単にガス欠にならない。獲物を捕まえるためにフルスピードで走った後、川を泳ぎ、そしてまたフルスピードで走る動画を見たよ。
異常だよ……。
●俗説ではないけど、ドラマで水難事故の救助後に
「息を吹き返したので、もう大丈夫」
もし溺れている人を救助したら、安全な陸地にいても病院に連れて行く必要がある。
肺はヌルヌルの粘液物質(サーファクタント)でコーティングされている。潤滑油みたいなもので、肺が崩れたりくっついたりしない役目がある。
もし肺に水が入ってしまったら、サーファクタントが流れ落ちた可能性もあり、酸素の摂取能力が減る。被害者に酸素を与えなくては危険。
ソース:自分は訓練を受けたレスキュー・スキューバダイバー。
●「砂漠で迷ったら、水を一定量に制限する」
喉が渇いたら持っている量でしっかり水分補給すべき。それがたった2時間分しかなくても、補給して心身ともに動かす。
迷子のハイカーたちの多くは水を制限して配給するために、多くの水を持ったまま亡くなる。脱水症状を起こしていることに気づかず死んでいく。
●「水を見つけるために鳥を追え」
鳥はどこまでも飛んで行く。
●「サボテンから水分補給」
飲用に適してなく、吐き気や下痢の引き金となりやすい。そしてさらに脱水してしまう。
●「蛇に噛まれたら、毒の特定するために蛇を捕まえる」
少なくともオーストラリアではアンチベニン(蛇の抗毒素)はユニバーサルに使えるようになった。
病院では蛇のタイプを知る必要はないので、蛇を捕まえたり殺したりしないこと!
治療内容は変わらない。5年前は正しい抗毒素を知るためのテストをしていたが、今は違う…。もうそのテストはしない。新しい抗毒素は5種類の蛇の毒を中和させるのでどの蛇に噛まれたかは関係はない。
もう一度読むこと。今は「全ての蛇に1つの注射」である。
●俗説ほどではないが、キャンプでよく人がおかすミス。
「川の中や周辺の石をキャンプファイヤーに使う」
少量の水が石の中に閉じ込められているので、加熱すると蒸気が拡張して手榴弾に変わる。熱い石の破片がそこら中に。川の石はスムースで見た目もクールだが、それらは異常に危険。他に石はいくらでもある。
↑12歳のときに(ボーイorガール)スカウトで学んだよ……誰もケガしなかった事に驚いた。みんな「クール」と思っただけだった。
サバイバルのような命に関わる知識は、再確認やアップデートが必要ですね。