2022年02月07日 12:27

「ルックスが良いと裁判の量刑は軽くなる?」2000人以上の犯罪者を調査したところ犯罪の重さによることが判明

 

魅力の度合いが量刑に影響している
人が人を裁く以上、完全に公平なジャッジをするのは難しいのでしょうか。

オーストラリアの弁護士が2000件以上の裁判を調査したところ、興味深い結果が出ました。

Physical attractiveness has a significant influence on judges sentencing. : Reddit

2000人以上の犯罪者について調査したのはオーストラリアのロッド・ホリエ弁護士。

その結果、魅力の度合いが著しく量刑に影響していることが明らかになりました。
Physical Attractiveness Bias in the Legal System — The Law Project

軽犯罪においては、犯罪者の魅力が高いほど罰金が軽く、魅力が低いほど罰金が重い傾向にあり、著しく差があることが判明しました。その理由については明らかにされていません。

一方、重罪においては関連性は見られませんでした。有罪か無罪かに関してや、年齢や性別、人種についても関連性はなかったとのことです。

オーストラリアの事例であり日本でも当てはまるかは不明ですが、重犯罪や有罪・無罪においては影響が少なく、軽犯罪だと影響が大きいのは興味深いところですね。

海外掲示板のコメントをご紹介します。

●同じことが給料、昇進、その他の功績などにも言えると思う。

↑国に寄っては、履歴書に顔写真が入る。魅力は履歴書でも影響する、最低だよ。

↑裕福な家庭が多い町で育った。
学生時代は、ほとんどの裕福な子供は魅力的だった。かわいい女の子を見たら、実家はお金持ちと思っていいほどだった。
裕福だと良い服が買えて食事も健康的だ。
欠点も補うことができる。歯の矯正、髪型、爪の手入れなど。
いいところの子はスキンケアも日常的にしていた。ニキビが出るたびに皮膚科に通う子もいた。全員が良いコロンか香水をつけていた。
スポーツをして体型を保ちたければ両親がトレーニング費用だって出してくれる。
成長過程で仕事のストレスを溜めなくてもよく、夏の間にバイトに汗水たらさなくて済む。
僕のような蚊帳の外の大勢がこうした問題を理解していないと気づいた。裕福であれば見た目を最高にすることは簡単で、それによって自信が生まれ、人生を向上させるのに役立つ。

●だからオレは駐車違反チケットを10年もくらったのか。

↑オレなら死刑。

●そりゃ、多くのケースでは魅力的なほうが良い。人生で多くの有利な点がある。

↑魅力的が人はそうでない人に比べて(ほとんどの場合は)良い人生を送るなんてのは、一般常識だと思っていた。でも法に関することで、バイアスが生まれている事実は大変興味深い。

↑うつ病になって、この数年で体重が増えた。
太ったことで最悪だったのは人がとても意地悪になること。自分がちょっと今へまをしていることは認める。でも健康的な体重だった頃は、道を尋ねたり、店員に商品の場所を尋ねたりすると、たいてい笑顔で応えてくれて、その声の調子は上向きだった。
今では何かアドバイスや簡単な質問をすると、まるで彼らを困らせているかのような扱いを受ける。
人間は魅力によって理由の基準が変わるようだ。魅力のある人が何かを尋ねたら、それは魅力的な理由になり、太った人が何か尋をねたら、怠けたやつだと感じる。
自分はそこまで肥満ではない。動けないほど肥満がどう扱われるかは想像もつかない。

↑でも魅力的すぎるのも大変だよ。あまりに魅力が高いと、心理的に遠いと思われて壁を作られ、友情やコミュニティを構築する妨げになるらしい。

●無意識のバイアスはとてもリアル。自然選択のメカニズムでもある。

↑たまに考えるけど、もし魅力のある人々だけが子孫を残したら、いつか魅力がインフレして、みんな同じように見えるのだろうか。

●完全に公正な裁判をするなら、全員がマスクを装着しないとね。

●でも、なぜ地味な人間が差別を受けるんだろう。自分たちはマジョリティじゃないのか。


法のプロであってもバイアスがかかるのだから、一般人であればなおさら人を公平に判断するのは難しいのでしょうね。

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