2022年02月14日 21:23

もうすぐ入隊するウクライナ人の若者が心境を語る「ロシアとの戦争に行くことになるかも…」

 

入隊するウクライナ人の若者
ロシアによるウクライナ侵攻が迫っている緊迫した情勢だと、メディアが連日大きく取り上げています。
しかしながら、地理的に遠い国からだと実感しにくい面があるのもたしか。

兵役で翌週に入隊するウクライナ人の若者が、今の心境を海外掲示板に投稿し、話題を集めていました。

I just found myself actually preparing for the war that may or may not happen in the foreseen future : Reddit, oleg_mit - Pixabay

内容は……

「起こるかも、そして起こらないかもしれない未来の戦争の準備をしていることに気づいた。
説明するのは難しいが、僕はウクライナのドニプロ(※兵器やエネルギー産業など同国有数の重工業の中心地)
この8年ほどロシアと交戦している区域から200km離れたところで、ありとあらゆることでロシアが鼻を突っ込んで来ることには慣れている。
しかしながら今までとは何もかも違うようだ。本気で彼らは国を真っ二つに分断するつもりだと感じる。
状況は深刻で、友人はすべて失ったし、今の僕にあるのはすばらしい妹と不機嫌な母親くらい。 僕に実戦経験はないし、単なるコピーライター屋で、葉っぱ(大麻)を吸い、ベースを弾き、武道をし、人生の伴侶を見つけようとしているだけである。
来週は陸軍に入隊し、すぐに死ぬかもしれないし、殺人者になるかもしれない。それは、すばらしい妹と不機嫌な母親を何の理由もなく守るためである。あるいはそうはならないかもしれない」

当事国の若者の言葉として迫るものがあります。

海外掲示板のコメントをご紹介します。

●この戦争が起こりませんように。あまりに無意味な死。

↑同じく。自分も思い込みが激しいとわかっているが、あまりに多くの暴力、利己的行動、腐敗に疲れている。なぜ善良な人間になるのがそんなに難しいんだ。
自分は年配なので、いろいろと人間性についてわかってきているが、それにしてもひどい。こころから多くの善良な人たちが、自分みたいに感じてくれていると信じるよ。

●どういう気持なのか想像もできない……なんてこった……ドニプロの雰囲気はどういう感じなんだ。現地は張り詰めている感じなのかな? 踏みにじられている感じ? クソ……

(投稿者)実際は無感覚の感じ。それがより現実的にしている。

●これは力強い投稿だよ。そんな状況を想像もできない。とにかく祈っています。

↑彼らがどんな気持ちでいるのか想像もできない。
昨晩、うちのビルで早朝3時に火災報知器が鳴り、全員が建物から出る必要があった。
眠くて何が起きているかわからず、プーチンに核兵器で脅されている映像が頭の中で再生された。なぜなら火災報知器が核警報の音のようだったからである。

●とにかくご無事で。
守るべき人々のためにすべきことをして。そして愛する人々を守って。幸運を。

↑最近、いくつかの似たような投稿を見た。何か悲しい。

↑自分は臆病者なので家族を連れて逃げる。縄張り争いに巻き込まれて皆殺しにされるリスクほどは、自分は地元に執着がない。

●幸運を。

●自分はロシアの田舎の村に住んでいる(自給自足で食物を育てたりハトを殺したりして育った)。
本当にあなたとその家族に起きていることを申し訳なく思う。残酷でひどいことで、ロシア政府を忌み嫌っている。ロシアの視点から、どうすることも出来ないことを学んでいる。我々市民は本当に無力……。ロシア政府のすることがロシアのすべてだと一般的に思われているが、我々は数世代を通じてあまりに多くのトラウマがあり、サバイバルに必死。
旧ソビエト圏の国や、特に第二次世界大戦中に悲惨な目にあった人々は、そうした気持ちが根強い。
私はロシアを出たレズビアンだけど、友人たちはまだロシア(やウクライナ)にいるので気が気ではない。
ロシア政府が大嫌いで、どんな風にロシア人が見られているかを思うとつらい。特定のロシア人以外は、この状況にゾッとしてるし恥ずかしいと思っている。自分は二度とロシアには住めない。
あなたと家族の安全を祈ります。この現状はあまりに滑稽で、無力で、あなたが希望が持てないと感じていることが自分の心に突き刺さる。

●誰か何が起こっているのかを、5歳児に説明するみたいに、この戦争の可能性について説明してくれる?

↑プーチンは「ソ連の崩壊こそが世界史で起きた最悪なことだ」と信じている。
ウクライナは西欧諸国とロシアの間にある民主主義国家である。プーチンはウクライナを緩衝国として利用したい。自国民に同じスラブ人が民主主義を楽しんでいるのを見せたくない。専制君主なので侵攻するであろう。

↑冷戦が終結したとき、NATO(アメリカが率いる連合軍で特にロシアに対抗するために作られた)は西ヨーロッパにあった。30年経った現在は、バルト諸国、ポーランド、ルーマニアなどもNATOに加わり、本質的にロシアとの境界線を有する。
ロシアは徐々に取り囲まれているように感じ、NATOにウクライナが入らないように注力している。
アメリカが強固に参加を迫ったのではなく、そうした国々はソ連に50年ほど占領されていたのが楽しくなかったから参加したのだけどね。
ちなみにNATOはウクライナを欲しがっていない。ただし誰が入って誰が入らないかをロシアの影響下に置かれることに同意もしたくない。ロシアだってウクライナはいらない。単に弱々しい国境なだけである。
(もっとも持論は、もしロシアがウクライナを侵攻したら、そのゴールは合併ではなく、ウクライナを連邦化して、そうした領地をお互いに戦わせるというもの)

●次の巻きタバコは君のために吸う。あなたのメキシコ人の友より。

↑インドからも、あなたとあなたの家族に愛を。

↑ドイツからも! こっちに来い。必要ならかくまってやる。

↑ニュージーランドからも! 安全を祈る。

↑ブラジルからも同じ!

↑自分は吸わないので、ショットをあなたのために!

●お祈りします。本当に一線を超えないように。その状況が想像もできない。あなたと妹と母親に幸運を祈る。

●ロシア人だけど、安全でありますように、自分は戦争を支持しない。何の意味もないので。

●アメリカの元陸軍兵士だけど、もし軍に入ったらおまえは家族を守っているのではない、国を守ることになる。もし家族を守りたかったら、家族のそばにいろ。
今はとても危険な世界で、母親はお前を必要とするだろう。もしお前が死んだり、塹壕から抜け出られずに死ぬのを待っているだけなら、家族を助けられない。家族を安全に、そして未来の戦争から逃れられるなら何でもしろ。

↑ウクライナは兵役義務があるので、男性は戦争が始まるやいなや強制招集される。アメリカのように投稿者に選択肢はない。彼は行かないということは出来ないのだ。でなければ刑務所か懲罰である。

(投稿者)ロシアと戦うことは、津波をおもちゃのナイフで刺すようなものである。だけどクソな旗を自分の大学に掲げるくらいなら死んだほうがましだと思っている。
家族、自分の過去、そして全て自分が学んだことは国の一部である。ロシアの占領を抵抗なく許すことは、レイプさせるようなものである。彼らは占領した地元民と遊ぶわけではない。

●聞いていて辛いよ。

●この1人称視点を共有してくれてありがとう。あなたと不機嫌な母親に愛を。

↑そして彼のすばらしい妹にも。

↑2010年にイラクに派兵されたとき、イラクのボーイスカウトのボランティアをしていた。そのとき8歳の子が友達の家が爆破されたのを見たと言っていた。
彼はそのことについて穏やかで、そんな気にもしていない風だった。本当ならそうでなくてはいけないのに。それが自分の心に一生焼き付いた。


生の声だけに心に迫るものがあります。

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