体は覚えていた…アルツハイマーの元バレリーナが白鳥の湖を聴いて踊り始める
1960年代にニューヨークバレエ団でプリマバレリーナ(主役)を務めていたマルタ・ゴンザレスさん。
アルツハイマーを患い記憶を失った彼女にバレエの楽曲(白鳥の湖)を聴いてもらったところ、体が踊りを覚えていました。
Ballerina with Alzheimer’s hears Swan Lake, and begins to dance : Reddit
Former Ballerina With Alzheimer's Performs 'Swan Lake' Dance | Super Emotional - YouTube
何てしなやかで美しい手の動きなのでしょう。
かつて彼女が立っていた夢舞台が浮かんで見えるほど。
ほとんど認知出来ない状態でありながら、筋肉の記憶(マッスルメモリー)が呼び起されました。
撮影されたのは2019年で、2020年に他界されたとのことです。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●喜びと悲しみの両方で泣いてしまう。
↑文字通り、目に涙がたまってしまった。つらい病気だよ。亡くなる前から人の心を壊すんだ。
↑ベッドで深夜3時に見て鳥肌がたった。なんとパワフルな映像だろうか。
↑踊り始める前の彼女の手にキスするところで涙腺が崩壊した。玉ねぎに玉ねぎが、そこら中だよ。
●彼女は今でも美しく優雅に動く。
↑叙情的でなめらかで詩的な動き。か弱くて震える体から急にその動きになった。心奪われたよ。
↑同じくそう思った。ときどき震えが消えていた。信じられない。
↑マッスルメモリーはすごいね。自分は何十年もプレイしてないのに今もバスケの夢を見る。元カノから指摘されたことがあるけど、何か考えにつまったり、ぼんやりと空間を見つめたりしたら、ドリブルの動きなど「エアーバスケットボール」をしているときがあるらしい。
↑マッスルメモリー。心はそこにはないのに、体が覚えていてそれをするんだ。
●彼女の腕と手はまだとても美しく動く。本当に感動的だ。
↑彼女が突然最高のエポールマン(バレエの動き)をするのがすごい。正しいトレーニングを積んだことがうかがえる。
↑だよね? すごいよ。急にどこからやってきたのかわからない強烈なレベルの運動制御になった。
↑彼女の存在を感じられて、それに胸が張り裂けるようだ。
●本当にいつか治療法が見つかりますように。
●音楽とアルツハイマーの素晴らしいドキュメンタリーがある。精神や心に対して音楽の治療効果を浮き彫りにしたもの。
●愛情を注いでいた人がアルツハイマーで今週亡くなった。この病気は本当に最低。このバレリーナの家族のために祈ります。
●人生で一番美しいときだったに違いないときのことを覚えている彼女を見て、笑顔になった。音楽が流れたときにしか出来ないのは涙を誘う。
●すごく美しい。興味深いと同時に悲しい。
●アルツハイマー患者に音楽を流してあげることは重要。
もしお気に入りの曲を知らないなら、彼らが若い頃の人気曲を流してあげるといい。歌、ロック、ポップス、ロマンチックな歌も。どんな反応があるか、楽しんでいるかを見よう。
●彼女は言葉なしで、美しさを表現できる。
↑優雅さは不滅だね。
↑脳は怖くて奇妙である。
彼女のその動きに誰もが見入ってしまい感動していました。いつか治療法が見つかりますように。