2022年02月25日 13:04

外国人「これが核兵器のもらたす悲劇『はだしのゲン』を見て震えた…」海外掲示板で議論に

 

「はだしのゲン」海外の反応
ロシアのウクライナへの軍事侵攻が現実のものとなり、第三次世界大戦や核戦争などの最悪のシナリオについての議論が活発になっています。

核兵器がどれだけの悲劇をもたらすのか、「はだしのゲン」の原爆投下シーンが海外掲示板で注目を集めていました。

The Japanese nuclear bombings as shown in the anime "Barefoot gen" - 1983 : Damnthatsinteresting


【アニメ】はだしのゲン 原爆投下シーン - YouTube

はだしのゲン - Wikipedia

戦争や核兵器の恐ろしさを、どんな言葉よりも伝える映像であると、多くの外国人が衝撃を受けていました。

海外掲示板のコメントをご紹介します。

●戦争の犠牲になる、無邪気な市民が粉々になることに心が痛む。
こんな風に亡くなるなんてあり得ない。生き残ったとしても、いつまでも呪われた感じになり、生存者たちが何を伝えるのかは想像もできない。

●この漫画の作者は広島の原爆から生き残った人で、漫画は大まかに彼の体験を描いたもの。

↑自分もそれを言おうとしていた。授業でグラフィック小説を読んだけど、それはとても不穏で力強いものだった。
コミック版もアニメと同じタイトル「はだしのゲン」で、強く推薦する。ただし……覚悟は必要。

↑これは……実際に見るのがつらい……なんてこった。

↑これが実際に起こった事実であることが、もっと怖い。

↑都市に住んでいることを想像してみて。普通に生活していて原爆の存在すら知らない。それが、その太陽3秒でぶっ飛ばされるんだ。

●実際にこの映画を何年か前に見たよ。
おそらく、もっとも辛いところはこの部分ではなかった。
映画全体が……きつかった。感情のジェットコースターだった。

↑母親が「もう遅すぎる」と言ったシーン。それで自分の心はぐちゃぐちゃになった。

●心の底から震えた。

●ぞっとするってのが正しい言葉。

↑この核爆弾は現在の標準からすると「小さい」。現在の我々はもっと大きく、もっと効率的な核爆弾を持っている。

●体が溶けていく母親が、最後の意識のあるミリ秒でわが子をハグしたのは心が痛む……悲しすぎる。

●広島に関する本を読んで心を打たれたのは、そこにいた人々がどんなに驚いて混乱したかである。
もちろん彼らは戦時中であることは知っていた。でも広島はめったに攻撃されず、敵機を見ることすら慣れていなかった。空襲サイレンが鳴らされたかどうかの議論もある。
そして平均的な市民は、原爆の理解もその背景の科学知識もなかった。
考えてほしい。
おだやかな8月の日常生活を送っていたら急にぴかっと光る。意識を取り戻すと都市が半分消失して、大きな雲が何マイルも高いところで光と渦を巻いている。周りを見渡すと1年くらい空襲を受けたあとか戦闘後のように都市が崩壊している。スターリングラードやベルリンよりひどい。
90秒前までは完全に損なわれていなかったんだ。もう世界の終わりだと思うだろう。それ以外にどう思う?

●なんてこと。この作品に感心すると同時に恐ろしい。

●この作者は原爆の生存者で、家族全員を失った。

↑それを表現している。このシーンに心をえぐられて泣いた。兄弟が痛みから母親に叫んでいる。なんてことなんだ。

●うちの教授は何年もかけてリサーチし、生存者についての本を書いている。これは非常に正確な描写であると、彼女が会った全ての生存者たちが伝えている。

●日本の広島の原爆資料館に行ったことがある。崩壊した建物や、原爆が落ちた場所を指す大きな彫像を見た。
心に一番残った写真は、後に生まれた何世代もの奇形に生まれた子たちと、焼き尽くされて地面に残った人の影である。
(追記:広島ではなく長崎だった)

●わお、アニメでこれほど自分がかき乱されるとは思っていなかった。

↑自分は過剰反応しているのかもしれないが、これは今までの人生で、最も怖いアニメだった。

●絶対に我々は、これを二度と起こしてはならない。

↑不幸にも、それは我々次第ではない。

●なんという月曜日のスタートなんだ。これがしばらく脳裏から離れそうにない。

●現実はこれよりもっとひどかった。その場で蒸発してしまった人はむしろシンプルだった。ミリ秒で100万度の熱を皮膚に受けた人々は、しばらく生きていたんだ。

↑映画を見てほしい。そうした部分も全てがカバーされている。一瞬にして蒸発した人々から放射能による軽症から致命的な被ばく者まで。そして身体は大丈夫だけど全てを失った人々。そこに全てがある。

●政府が戦争し、無実の人々が代償となるんだ。

●戦争は地獄だ。


作者の中沢啓治さんは、2012年に73歳で亡くなられています。
生前は「『ゲン』は俺が死んでも残る。『ゲン』が世代を超えて歩んでいってくれれば、それだけでいい」と語っていたそうです。
中沢啓治 - Wikipedia

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