2022年04月19日 13:52

「イギリスの『雄牛に注意』の注意書きは…いかにもイギリス人らしい!」独特の言い回し

 

雄牛に注意と勧告するイギリスらしいお知らせ00
田舎道で見かける「野生動物に注意」の看板や注意書き。

イギリスにもその手の警告文があったのですが、「いかにもイギリス人らしい」と感心されていました。

どんな内容だったかと言うと……。

雄牛に注意と勧告するイギリスらしいお知らせ01
(credit:Reddit/Lshamlad

「この野原には雄牛がいるのでご注意ください。

それをお知らせすることは、私達に法的義務はありません。しかしながら、雄牛が野原を実際に占拠してなかったり、あるいは一時的に農場へ移動していたりするのに『野原に雄牛がいます』の警告を掲げることは違法なのです。

それ故に、野原に雄牛がいる可能性がありますが、同時に、いない可能性もあります。

人間が把握できていないので、何らかの可能性を示すお知らせをすることが安全だと感じましたが、もしいないときにいると言うことも出来ないので、それについてはご考慮ください。
もし雄牛がいれば、その名前はミシガンか、マーベリックか、モーツァルトです」


もう、いったい何の注意勧告なのやら、さっぱりわからなくなっています。

いるかいないかわからないための、とりあえずの注意書き。それに続く説明の説明の説明。

他の欧米人からすると「こんな回りくどい言い回しをするのはイギリス人くらいだ」とのことです。

海外掲示板のコメントをご紹介します。

●1頭の名前をよく思い出せないのではなく、違う名前の3頭がいますように。

↑あるいは名前を明かしてはいけない法律があって、3つのオプションを与えることでごまかしているんだ。

●モンティ・パイソンのあらすじのようだ。

↑半分のところから、もう自分はジョン・クリースの声(モンティ・パイソン)で読んでいた。

↑モンティ・パイソンの題材やテーマのほとんどは、イギリスの官僚政治やお役所的な不条理から触発されたものだよ。

●ひょっとして、もしかすると、おそらく、思うに、多分……雄牛は野原にいる。だが、ひょっとして、もしかすると、おそらく、思うに、多分……いない。

↑誰がその注意書きを書いたか知らないが、政府官庁にとって大きな損失だ。

↑シュレーディンガーの雄牛。

●モーツァルト? それは雄牛じゃない。それはウルフ・ギャングが雄牛のコスプレをしているんだ。
(※モーツァルトのファーストネームはWolfgang)

●なんてたわごとなんだ。そんな子供っぽい遊びをやめて、ちゃんと何て名前か言ってくれ。

(投稿者)少なくとも彼らの名前はわかった。

↑もしかしたら、たった1頭だけどアイデンティティの危機を感じているんだ。

●なぜ以下のような注意書きは違法なんだ?
「雄牛が野原にいます」「雄牛が野原にいるかもしれません」「野原は雄牛のためです」

↑誤解させるような紛らわしい言い回しは、公共の利用を妨げるので犯罪となる。


イギリス人なら、こうした言い回しも慣れっこなのでしょうね。

関連記事

 
Twitter facebook はてブ コメント ご意見
 
コメント欄を表示する(2)
最新記事

スポンサードリンク
以前の記事


らばQは、世界中から役立つ・面白いニュースの話題をお届けするブログサイトです。