ロールスロイスが完全防音を追求した結果…静かすぎて戻す結果に
完全に音が聞こえない車を目指したのはロールスロイス・ゴースト。期待通りの物が出来上がったのですが、運転してみると違和感を覚えたのだとか。
運転手を不安にさせ、気分が悪くなる人もいたとのこと。そのため、わざわざ少しだけ音が聞こえるように変更したそうです。
リラックス出来るはずの静かさは、極端すぎると落ち着かないのですね。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●妻のフィアット500は逆で、あまりにうるさくて話しかけるときは怒鳴らなくてはいけない。
↑何だって?(大声)
↑マニュアルをチェックしよう。イタリア車だから、話すときは手を使うことを期待しているんだよ。
(※イタリア人の会話はハンドジェスチャーが大げさ)
↑最近になって父親が1930年製のフォード・モデルAを手に入れた。車がそんなにうるさいものだとは知らなかった。別にエンジンが大きいわけではない。単にうるさいエンジン。
●耳鳴りがあってラッキーなオレ。完全な静寂の心配をしなくていい。
↑ミュージック・フェスティバルでハームリダクション(危害削減:Wikipedia)の仕事をした。
エレクトロニック・ダンス・ミュージックのショーで耳栓を渡したときのことが忘れられない。とある男性はニヤリと笑ってこう言った。
「いらないよ。オレは弱々しくないんで」
ふぅ。まぁとにかく、そいつの彼女があきれて2組持っていった。なめているとその後の一生を棒に振る。
●父親が1989年製レクサスLS400を持っている。
その車はバカげているほど静か。スピードを出しても感覚がなく、孤立した気分になる。風や道路の音が入ってくる調節があるそうだ。
遠くの親戚を訪ねて移動していたとき、母親が走行速度を聞いてきた。
スピードメーターを見た父親は僕を見て驚いた顔をした。確認すると時速120マイル(約193km)だった。
母親には時速75マイル(約120km)だよと答えた。すると母は「本当? なんだかずっと遅いように感じる」と言った。
↑静かなのは、伝説のエンジン1UZ-FE V8が理由。
トヨタは高級車のために何百というエンジン実験と何十億ドルをかけて、比較的コンパクトで軽く、スムースで信頼のおける発電装置を作りあげた。
実際にFAAから評価を受けた大量生産製品として珍しい。トヨタ・エンジニアリングの最高傑作だよ。
↑なんてこった。LS400がまた欲しくなった。
●ゴーストのように静かなんだな。
↑「ゴースト・カーだしね」
↑それが名前の由来だよ。元々のモデルは平均的な車より静かだった。それで最初にゴーストかファントムとつけて、そのまま引き継いでいる。
●オーバーエンジニア? それはきっちりゴールを成し遂げた完璧なエンジニアだろ。
↑現実
株主「我々はこれが欲しい」
エンジニア「要求通りに作りました」
株主「それじゃない」
↑すでに人間は完璧な静寂では問題が起こすことがわかっている。地球上でもっとも静かな部屋があるが、人間は1時間以上いられないらしい。
(Scientists created the quietest place on earth, a concrete chamber where you can... - Classic FM)
●無響室にドアを閉めて入っていたことがあるけど、恐ろしいよ。
照明を消されると、すぐに全ての空間基準を失うので転ぶ。血液が耳を流れる音に圧倒される。それが車内で体験することが想像できない。
↑本当に変な体験だよ。会社が導入した無響室に1度入ったことがある。とても変な感覚になると警告されたが、それは正しかった。
●一度でも無響室、あるいはとても良い録音室に入った事がある人は、そのことを知っている。
↑いつも無響室に入りたいと思っていが、その録音スタジオとの比較を見て、感覚が想像できた。ほとんど水中にいるような、水中の逆にいるような感じ?
●金持ちもつらいんだな。
●ソニーのノイズキャンセリング・ヘッドフォンでも同じ感覚がある。音楽を再生してないときにノイズキャンセリングがオンになると面食らう。
全く音がないのも危険ですね。