「NASAに夫婦であることを内緒にしてスペースシャトルに同乗したカップルがいた…」→納得の理由があった
(STS-47 - Wikipedia, credit:NASA)
宇宙飛行士の訓練中に出会った、マーク・リー氏とナンシー・ジャン・デイヴィス氏。
ひそかに結婚した2人は、すぐに報告しませんでした。
理由は、NASAが夫婦や恋人の宇宙ミッションが望んでいないため。(その後、既婚者の同乗を禁止するルールに変更)
ようやく伝えたときには別の飛行士を訓練するには時間切れで、初めて&唯一の既婚カップルとして宇宙に飛び立ったのです。
そう言われてみると、夫婦で宇宙ミッションを遂行した話は聞いたことがありませんね。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●想像してみて、彼らがキスをしようとしたら……
*コツン*
↑おもしろトリビア:宇宙飛行士たちは時々ヘルメットを押さえあってお互いに話をしている。なぜなら宇宙空間で音波は伝わらず、ヘルメット同士が触れていると伝わる。
この現象はSF作家のロバート・A・ハインラインが正確に予測し、著作で描写されている。それは人が宇宙に行く何年も前のことだった。
●おーまいがっ。彼らはムーンメイトだね。
●宇宙では結婚していたらダメなの? なぜ?
↑きっと宇宙での情事は違法なんだ。
↑スペースベイビーのリスク。
↑NASAは宇宙での性交渉に反対のポリシーを持っている。なぜなら無重力が胎児にどんな悪影響が出るかわかってないからである。
↑スペースベビー以外の理由として、宇宙で瞬時に決断を下さなければいけないときに、感情的な愛着が邪魔することを避けるためもあると思う。
↑軍隊と同じ考え方だとすれば、同一ユニット内で親密な関係は、ひいきの観点や家庭内の問題など、士気に有害だとみなされている。
小人数が国際宇宙ステーションで何か月も閉じ込められるので、混乱要素は少しでも減らすのが望ましい。
↑カップルがチーム全体の原動力を傷つけるかもしれないしね。
●あうう、でもそれはかなりすばらしいね。
↑健全だと思う。
●これがハネムーン!
●結局彼らは離婚したけどね。
↑相手を月まで連れていったら、もうあとは何が残るっていうの?
(※おそらくラブソング"Fly me to the moon"「私を月に連れて行って」からの引用)
↑お互いにスペースが欲しかったんだろう。
●なぜ恋愛関係を持ってはいけないのか。それはパートナー1人と他の全員の命を天秤に掛ける決断に迫られる可能性があるため。だから祝えることではない。
納得のルールではありますが、科学・医学的な進歩と共に緩和されていくのでしょう。
ちなみにこのスペースシャトル打ち上げは、日本では毛利衛さんが搭乗したことでおなじみです。