「1985年の曲が週に4000万円も稼ぎ出している!」ケイト・ブッシュが37年かけてシングルチャート1位の快挙
Netflixでただいま大人気のドラマ「ストレンジャー・シングス」。
舞台設定が80年代なので、当時の流行りの楽曲が多用されていますが、その結果1985年のケイト・ブッシュの曲が全英でシングルチャート1位、全米でもトップ10入りを果たす大ヒットとなっています。
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Kate Bush wrote Running Up That Hill, produced Running Up That Hill and owns 100% of its songwriting, publishing and licensing rights. Basically, Kate Bush is currently making around £250,000 a week from one song she released in 1985.
— SHANE REACTION (@imshanereaction) June 18, 2022
話題の曲は、ケイト・ブッシュ作詞作曲の「神秘の丘 」"Running Up That Hill (A Deal with God)"。
彼女自身がプロデュースした曲で、現在も100%彼女がライセンスを所有しています。このヒットにより、1985年にリリースした曲で、毎週25万ポンド(約4100万円)も稼ぎ出しているとツイートされているほど。
ドラマのヒットが曲のヒットにつながることは珍しくないですが、リリースされてからナンバー1に躍り出るまでに約40年近くもかかったのは驚きであり、記録も打ち立てています。
Kate Bush - Running Up That Hill - Official Music Video - YouTube
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●アーティストがマスターカタログ(権利)を保持する重要性。
↑テイラー・スイフトが、もっと多くのアーティストが所有権を持つことを推奨していることに感謝すべき理由。
↑理想論はそのとおり。でも多くのアーティストは所有権を失わなければ存在もしなかった。
小さなラジオ局が次の大ヒットを求めて、小さなガレージで作られたデモテープを流していたのはそう昔でもない。
今はメディア複合企業の時代で、ボタンをちょっと押すだけで数百万人に露出できる。それらの曲はガレージで録音されたわけではない。悪の巨大企業が持つ何百万ドルのスタジオで、すばらしいプロデューサーをつけて作られたものである。
アーティストがYouTubeで運を試すより、レコードレーベルと契約するのには理由があるんだ。
●彼女のアルバムの他の曲をチェックしてみて……今聴いてもすごいよ。
↑「クラウドバスティング」"Cloudbusting"が傑出している。
ミュージックビデオは、いかにも1980年代だったけどね、ハハ。
閲覧注意だけど、ドラマのシーンのほうがいいね。
The Handmaid's Tale | "Cloudbusting" - YouTube
↑「氷の下」"Under Ice"と「ウォッチング・ユー・ウィズアウト・ミー」"Watching You Without Me"が私のお気に入り。個人的には「ドリーミング」"The Dreaming"が最も良いアルバムだと思う。
●彼女はお金を払うだけの価値がある。すばらしい才能でとても謙虚なアーティストだよ。
↑両親が大ファンで自分もそのアルバムが好き。彼女は面白くて変。
↑ケイトブッシュがみんなに紹介されてめちゃ嬉しい。初めて「愛のかたち」"Hounds of Love"を聴いたときは脳が溶けた。他の人も同じように感じてくれたら嬉しい。
●彼女と立場を交換してもいい。
↑まず神と契約しなくちゃいけない。
●彼女を全く誰か知らなかった人たちが知ってくれて、音楽を楽しんでくれて嬉しい。
●ウェインズ・ワールドがボヘミアン・ラプソディをトップにのし上げたときの90年代がまた戻ってきたみたいだよ。「ストレンジャー・シングス」にピッタリで完璧だね。
珍しいWin-Winで、Netflixもこれを喜んでいるね。
●当然だよ! 彼女は本当に良いミュージシャンでパイオニア的なアーティストだよ!
名曲は時代を超えて愛されるものですが、今の時代は特に、いつどの時代の曲がヒットしても不思議ではありませんね。