「ヨルダンのホテルの引き出しの中にあったもの…」欧米人の興味を引いた中身
キリスト教の盛んな欧米のホテルには、ナイトテーブルの引き出しに聖書が入っていることが多いですが、イスラム教の盛んな地域ではどうなのでしょうか。
とある欧米人が、ヨルダンのホテルの引き出しの中を投稿していました。
(credit:Reddit/Bigjohnmudd12345)
空っぽ?
でも底にシールが!
どちらの方角を向いて、お祈りをするかを教えてくれるものだそうです。
イスラム教徒は1日数回(スンニ派は1日5回、シーア派は3回)、聖地メッカの方角を向いて礼拝を行うため、ホテルに限らずいろんなところにシールを見かけるとのこと。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●時々矢印が天井に記されている。
↑このほうが実用的な気がする。
↑エジプトのシャルム・エル・シェイク(リゾート地)のホテルに泊まったときは、天井に貼ってあった。
↑サウジのホテルに泊まったときは、カーペットの模様がメッカに向いていた。
●カタールのドーハのホテルも天井にあった。
↑今いるウズベキスタンのホテルも天井。
↑マレーシアでも見たことがある。
●よくサウディア(サウジアラビア航空)に乗るけど、イスラム国家ではメッカに向けた矢印は一般的だよ。
●エミレーツで中東へよく行くなら、どの方角でいつお祈りするかも伝えてくれる。
↑機内にマットを敷いて、お祈りするスペースはあるの?
あるいは座席でやるの? 自分はイスラム教徒じゃないので考えたこともなかったけど、ちょっと興味がある。
↑説明すると、イスラムでは旅の移動は負担とみなされるので、そういう状況では祈りはその前かその後に行う。自分たちでコントロールできる乗り物ならメッカを向く必要があるが、飛行機では座席でOK。
↑数か月前にサウジのジェッダからフランクフルト行の便に乗った。
座席は後方にあり、幅の広い飛行機だった。真ん中のエコノミー座席が取り除かれて、お祈りのスペースになっていた。おそらく2〜3人が同時にお祈りできる。
両側にプライバシー用のカーテンがあった。イスラムでは旅行中は自分の座席でお祈りすることも許されているし、長距離の飛行機のときはお祈りを飛ばすことも許されている。
●クローゼットを見てごらん。きっとそこにもお祈りマットがあるよ。
●攻撃的なコメントをしてる人がいるけど、この投稿がアメリカ人向けだと理解していない。投稿者はホテルに聖書があることに慣れているだけで、聖書がヨルダンにないことにショックを受けているわけではない。
↑私は南アメリカ出身だけど、ここでも聖書は一般的。
↑カナダのホテルも聖書だよ。
↑イギリス人だけど、聖書があるかどうかは半々ってところ。リクエストすると出てくるところもある。
●元ホテル清掃員による豆知識。いつも聖書はお金のためにチェック。
たまに聖書を開く人にはボーナスが与えられるべきと考える人がいる。私をトレーニングしてくれた人が最初に教えてくれたこと。
所変われば品変わると言いますが、宗教が異なると特にそれを感じますね。