2022年08月04日 22:30

「意識不明になった経験がある人、時間の感覚はどうだった?」→心に響く回答が話題を集める

 

意識不明
「意識不明になった経験がある人、時間の感覚はどうだった?」

気になる質問ですが、とある体験者の回答が心に響くと話題を集めていました。

Hearing the words of love : Reddit

「僕は手術後、1週間ほど昏睡状態が続いたことがある。
目覚めたときは一瞬のように感じた。でも奇妙なことに、意識不明の間ずっと母親が話しかけてくれていて、そのときに何を言われたかを覚えていた。僕を育てたときのこと、僕がしたおもしろいエピソードなど。

2007年に母親が亡くなる前に、昏睡状態になり、もう目を覚まさないことを知っていた。だから僕は、彼女が母親としてどんなすばらしい人だったかを話しかけた。
最期に息を引き取るまで何時間も母親に話し続けた。僕の声が届いていたらいいと思う。僕はいつも良い息子というわけではなかったからね」


多くの人がぐっと来たエピソード。

本当にその声が届いていて欲しいと思います。

他にも昏睡状態になったことのある人が、似たような体験を話していました。

海外掲示板のコメントをご紹介します。

●最後の3文は、重く重くのしかかり続ける。

●ちょっと母親に電話してくる。

●これは本当だね。
自分も昏睡状態で意識が戻ったり消えたりを6週間ほど繰り返した。何が現実で何が想像か把握するのに1〜2時間かかったけど、周りで何が起きているかはわかった。
看護師たちのゴシップは聞いたし、父母が訪ねてきたことも、私の周りのことなども。
熱があるときに両親が私の周りに氷を置いたときは幻覚を見ていて、全く別のところにいた。すると急に周りが氷で囲まれた。そのときのことを3年経った今も鮮やかに覚えている。

↑それは怖い。出口のない幻覚だよ。

↑うちの母親は薬で数週間ほど意識不明だったときのことを何も覚えてない。その前後数週間もね。たくさんの悪いことがあったので、覚えてなくてよかったと思う。だけどだんだん良くなってきている。

●義理の兄が先週の土曜日に亡くなる前、数日ほど昏睡状態だった。
彼が聞こえている可能性を考えて、交代で彼のそばに座って、共有した良い時間のことを話したり、どんなに私達が彼を大好きだったか伝えた。
姉、義理の兄、甥は、毎晩10のカウントダウンをして「おーやーすーみ、ファミリー!」と言う習慣があった。
最期の頃、私達全員でいっしょにおやすみのカウントダウンをし始めると、彼の口も「ファミリー」と言ってるように動いた。
そのとき私達と一緒にいたと信じたい。そして彼を大好きだったことを知ってから旅立ったと思いたい。

↑叔父が先天性心疾患を持っていた。必要な手術が延期になっていた。
彼はある日、気分が悪くなって会社を休み、1人で車を運転して病院に向かった。ところが車を州道のガードレールこすりながら1マイルも走ることになった。
ちょうど彼の後ろにいたライフガードは酔っ払い運転だと思ったらしい。彼を車から出して、心肺蘇生を始めた。救急車が来るまで死んでいた状態で、救急車の車内でなんとか蘇生に成功した。
彼はまた病院で亡くなり、また蘇生させられた。昏睡状態で手術が行われた。3週間半もの間意識がなかったが、彼は人の出入りする音は聞こえていたと言う。夢を見ているときのような状態だったらしい。起きる前に周りのことをちょっとずつ感じ始めたそうだ。今は100%回復している。

↑聴覚は最後に失われる感覚のひとつ。
いつも医療のプロとしてアドバイスしているが、「眠っている」ように見えても、いつも家族には最期までそばにいて話しかけることを推奨している。最期の瞬間に愛する家族の声やストーリーを聞くことは、心から彼らを楽にする。

●看護師だけど、半年以上、脳に損傷を受けた昏睡状態の患者を看ていた。
誰も彼女が目を醒ますとは思ってなかった。だけど醒ました。彼女は多くのことを事細かに覚えていた。誰が誰を好きだとか、誰が彼女の電動ブラシを使うだとか、私の弟の名前まで……。彼女が最初におはようと言ったときは漏らしそうになった。「奇跡」を目撃することが出来たことは光栄。

●「僕はいつも良い息子というわけではなかった」
重要なことは、大事なときには良い息子だったこと。

↑そこは最も心に響いた。

●私は1週間以上昏睡状態だったが、たった1時間位に感じた。父親が何を言っていたかも聞こえた。昏睡に陥るときに、父は神聖な本の韻文を耳元でささやいていた。その時は強烈に赤色が見たい欲求があった。そして舌を出来るだけ伸ばしてみた。
そんなことが他の人にあったかは知らないが、自分の脳はその一点だけに集中していた。起きたときには午後のお昼寝をして、時間の感覚がなくなった感じだった。記憶はすごくぼんやりし、ベッドでお漏らしをし、独りぼっちだった。なぜ自分がそこにいるかもわからなかった。自分が誰かはわかっていたが死後の世界だと思った。病院にはバルコニーがあって、白い服を来たたくさんの子どもがすぐ下の庭で遊んでいたからね。
天国なんだと思った。そこから少しずつ記憶を戻していった。新しい人に会いながら。

●これは私を泣かせたね。おばあちゃんを思い出して恋しい。

●これは心が傷む。自分はひどいアルコール依存だった。
ギャリーと出会い、彼と私はバルコニーに座って喫煙し、ゴルフや釣りの話をした。ギャリーと私はいつもお互いの面倒をみることを誓い合った。
目を醒ましたら、ギャリーは現実にはいなかった。ギャリーは親友だった。自分は2週間も昏睡状態だった。毎日そのときが戻ってきたらと思うよ。ギャリーが恋しい。

●ちょうど母親が水曜日に亡くなった。ICUで意識を失っていく中、私と弟の声が聞こえていたらいいなと願う。彼女が旅立つときに、私達の愛ある言葉を聞いて楽に感じることが出来たと言い聞かせることで、なんとか自分を保っている。あまりにショック。

●なんてこった。父さんが恋しい。


どの人の話もぐっと刺さります。

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