森林警備員が語る「動物園から逃げ出した虎に遭遇したときのアドバイス」
2015年にジョージアの首都トビリシの動物園から虎が脱走し、人が襲われるトラブルが起きました。
おびえていた住人に対し、インドの森林警備員が「虎に遭遇したときのアドバイス」を発表したのですが……。
その内容がハードコアであると話題になっていました。
TIL after tigers escaped from a zoo in Georgia and killed a man : Reddit
■動物園を脱走した虎に遭遇したときのアドバイス
・走ってはいけない。猫のように虎も追いかけるのを好む。
インドのバンダウガル国立公園の例では、草の長いところでゾウが虎に驚き、乗せていた男を振り落として逃げた。その草やぶには少なくとも3頭の虎が近くにいることを知り、彼は本能的にゆっくりと後ろに下がった。小さな歩幅で草やぶを出るために2時間かかったが生還した。
・虎に近づいてはいけない。特にとらわれの虎はいつもと違う設定におびえやすく、強く動揺しているであろう。離れるべし。
・どこか高いところへ移動する。虎は登るのは得意ではないので、木の高いところには行けない。
・真っ直ぐ立とう。虎はイボイノシシや鹿とかがんだ人間を区別しない。これが理由で多くの木を集めている村人が攻撃される。
・虎に敵意を見せない。家で遭遇して棒で叩こうとした老人がいたが、虎は防御でき、攻撃されたら去ろうとしない。
・虎の縄張りで尿をしてはいけない。虎は尿で縄張りをマーキングするので、同じことをする相手を脅威だと思う。
・ケガをした虎や高齢の虎に近づかない。彼らは簡単な標的として家畜を狙うので、人を襲う可能性も高い。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●走るべきじゃないのは、他の動物でも当てはまるアドバイスだと思う。追いかけてくる生き物より速く走れない限りはするな。
↑人間はほとんどの動物より遅いからね。だがオレらには親指がある。
↑人間は動物王国では一番の長距離ランナーだけどね。その分、遅いという対価を払っている。
↑今日、(スタミナがない)オレは人間として失格だと知った。
●「ケガした虎や高齢の虎に近づかない」
いや、でもさ、自分は若い虎や健康な虎にも近づかないことにするよ。
↑こいつは若くて、精力的だな。じゃあ大丈夫か。
●よし、虎と遭遇したら尿はしないことにするよ。
↑いったい誰がするんだ。
↑「近づくな、逃げるな、そして尿をするな」
最初のは問題なし、2つ目と3つ目:多分同時にやっている。
●キーホルダーにレーザーポインターを付けておくと、ほとんどの猫攻撃から自己防衛ができる。
↑多分これは効果的。大きな猫もきっと飼い猫と同じようにレーザーに反応するだろう。
↑チーター、ヒョウ、ライオン、カラカル、サーバルにレーザーポインタを試した動画。
Which African BIG & Small Cats Play With Laser Light Toys? | Cheetah Leopard Lion Caracal Serval - YouTube
●野生の虎に遭遇したことを想像して、あまりの怖さに漏らしたとする。すると虎はにおいを嗅いで、こう思う。
「ああ、挑戦者が現れた」
↑おお、おまえは戦いたいの? よしわかった」
●虎は執念深く、邪魔した人間を覚えている。人を殺したインドの虎はクレイジー。文字通りストーカーだよ。
↑そう。うちの3歳の娘は、1年前に前を歩いてる猫を邪魔した。猫は未だに恨みを持っている……。
●それでじっと立ったまま死ぬ?
↑もはや死を受け入れたほうが楽。
実際に虎と遭遇したら、アドバイスは頭から吹っ飛びそうではあります。