「ワタリガラスって普通のカラスとは何が違うの?」わかりやすい比較表
こちらは「ワタリガラス」の写真ですが、街中でよく見る普通のカラスとの違いがわかるでしょうか。
日本で一般的によく見かける「カラス」は英語で"Crow"(クロウ)、「ワタリガラス」(または大ガラス)は英語で"Raven"(レイヴン)と呼ばれています。
どちらも黒くて似たようなイメージですが、いくつははっきり違う点があるとのこと。
credit: Reddit//YaKillinMeSmallz
"Crow"「カラス」
・群れで移動
・都会に生息
・寿命8年
・鳴き声:カァカァ
・尾が扇形
・小さくて平たいクチバシ
・極めて賢い
"Raven"「ワタリガラス」
・つがいで移動
・野生に生息
・寿命30年
・鳴き声:グワァグワァ
・尾がくさび型
・大きくてカーブのあるクチバシ
・極めて賢い
※"Crow"「カラス」は、アメリカの「アメリカガラス」、またはヨーロッパの「ハシボソガラス」の特徴と思われます。
日本でよく見かけるのは、主に「ハシブトガラス」「ハシボソガラス」の2種類。ワタリガラスは名前の通り渡り鳥として北海道で見られます。
「ハシブトガラス」
・都市部に多い(かつては森林)
・大きくてカーブのあるクチバシ
・鳴き声:澄んだカァカァ
「ハシボソガラス」
・郊外や開けた自然に多い
・小さくて平たいクチバシ
・鳴き声:濁ったガァガァ
大きさは「ワタリガラス」(全長65cm)、「ハシブトガラス」(全長56cm)、「ハシボソガラス」(全長50cm)、「アメリカガラス」(全長45cm)の順。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●春の始めから、毎日の散歩中にカラスのつがいにエサを与えるようになった。何を着ていても、誰と歩いていても、家から数ブロック離れていても、彼らは自分を見分けてもらいにやってくる。
↑>カラスのつがい
ガイドをチェックしよう。
なあ、それはワタリガラスのペアじゃないか? ガイドによればワタリガラスはつがいで移動と書いてある。
●完全にグワーグワーと頭上で聞こえて、そのときこれは「カラス?」「ワタリガラス?」と考えたよ。とてもクールなガイドだ。ありがとう。
↑ワタリガラスは実際は、ブワブワブワブワブワと鳴く。
Raven Shakes His Tail Feathers Every Time He Sees Dad | The Dodo - YouTube
↑カラスは人の言葉を話せるのを知ってる? オウムほど上手じゃないけど、いくつかの言葉をリピートすることができる。
●カァカァでもグワァグワァでもすごい鳥だよ。
両方とも都会にも野生にも生息する。カラスのほうが小さくて都市部で適用しやすいのでよく見る。だが、巨大なワタリガラスも森や自然があれば、そう遠くない郊外で見ることがある。すごい鳥だよ。
↑ロサンゼルスのそこら中にワタリガラスがいるよ。
●カラスの生息地が都市部? カカシ"Scarecrow" (カラスを怖がらせる意味の言葉)は異論を唱えるね。
●比較するとワタリガラスのほうがはっきり大きいよ。
↑ワタリガラスは見たらすぐわかる。わからなかったらだいたいカラス。
1.「おお、あのカラスはちょっと大きいね。もしかしたらワタリガラス?」
→いや、それはカラスだよ。
2.「なんじゃありゃ! なんてバカでかいカラスなんだ!」
→それはワタリガラス。
↑このルールは「あれはオオカミ?」にも使える。疑問に思う時点で大きな犬。
「なんてこった、いったい何を見ているんだ、あいつに見られてるのか?」
→それはオオカミ。
●カラスの生息地に郊外も加えてほしい。彼らは天才的な適応者だよ。人間がどこに定住してもついてくる。食糧の供給源があるからね。
ゴミ以外にも、郊外の芝生や裏庭の水や昆虫や地虫や他の食べ物などが引き寄せる。
●もう一つの見分け方がある。翼の羽の数。カラスは4つ、ワタリガラスは5つである。他の違いもいろいろあったが、一番大きな差はこの翼にある。
日本では「ハシブトガラス」と「ハシボソガラス」の見分けや聞き分けができると、カラス通っぽさを装えるかもしれませんね。